ハーメルン
Kohya S.の活動報告
「支配人はかりそめの顔」、完結しました(ネタバレを含みます)
2019年10月15日(火) 21:22
おかげさまで完結いたしました。
ハーメルンではあまり受けそうにない、女性ヒロインの一人称、さらにお相手は社会人という設定ですが、響く人には響くと信じております。
鞠莉ちゃんヒロインの話は一昨年いったん書きかけたのですが、筆が乗らずに途中で没にして、今年の春に新しく書き始めました。それから書き上げるまで半年弱、さらに一か月の連載でようやく完結させることができました(クオリティの面から見て、没にしたのは正解だったと思います)。
かなりの難産でしたが、その理由のひとつに鞠莉ちゃんの「動かしにくさ」があることは否めません。Aqoursで一番の年上で、ある種、達観したところのある彼女は、脇役、アドバイザーとしては抜群に使いやすいキャラクタですが、主人公にすると途端に「動いてくれない」キャラに変わります。
なんでもひとりで背負い込んでしまい表に出さない、そんな彼女を動かすために、ストーリーではさらにもうひとつの苦労をしてもらうことになりました。彼女には申し訳なく思います。
とはいえ途中からは鞠莉ちゃんも、まわりのキャラクタも動き出して、23話あたりからは一か月ほどで書き終えました。
また、今回の相手には年上の男性を配しました。理事長という立場もあって、Aqoursのなかで一番大人に近いところにいるのが鞠莉ちゃんだと思います。そんな彼女に似合うのは、と考えたときに自然にこういった感じになりました(あえて年下、というのもありだと思いますが)。
ライバル的な存在からパートナーへとだんだんと変わっていく彼ですが、鞠莉ちゃんの彼への思いを通して、嫌みのないキャラクタに書けていればと思います。
文章的には「強がりの堕天使に祝福を」からはすこし変えて、不必要な描写は省くことを意図しました。効果的だったかどうかは自分ではよくわかりませんが……ともすれば書き込み不足だったかもしれません。
完結にあたり、執筆中何度も下読みをしてくださった某氏には心よりお礼申し上げます。
そしてなにより、お読みいただいた読者の方々に深く感謝いたします。ありがとうございました。感想や評価などいただけると嬉しく思います。
次作についてはまったくの未定ですが、なにかしら書いていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
9.前へ
1.次へ
◆記事一覧へ
2
コメント
2019年10月15日(火) 23:06
Kohya S.
コメントいただき、ありがとうございます。
楽しんでいただけたとのことで嬉しく思います。
お金持ちキャラで理事長という設定もあってか、鞠莉は常に脇からサポートする立場でしたね。だからこそ二次創作では光を当てたい、という想いはありました。
一人称は、キャラの違和感を出さないように、また彼女の視点を通じていかに相手の魅力を描くかに、たいへん苦労しましたが、キャラの内面を深く掘り下げることもできるのかもしれません。同じ作者さんの刺激になったなら嬉しいです。
ねぎらいの言葉、ありがとうございます。次回作、もしありましたらお読みいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
2019年10月15日(火) 22:21
ヤトー
読了させていただきました。
久々の作品、心行くまで楽しませていただきました。
確かに鞠莉ってスーパーサブというか、賑やかし役や包容力のある相談役などのポジションが板についていて、話の中心になったのってアニメ一期の加入回と映画くらいでしたものね。
一人称ということで彼女の思考や行動が分かりやすく、秦野に惹かれていく流れがじっくり味わえたので、私は凄く楽しめました。ちょっと、こういうのを書きたくなるくらいに。
いつになるかわかりませんが、次回作も楽しみにしています。
それでは、短いですが、こちらで。完結お疲れ様でした。
▼コメント投稿
本文:※10~1000文字
[0]Kohya S.のページに戻る
[6]トップ
/
[8]マイページ
小説検索
/
ランキング
利用規約
/
FAQ
/
運営情報
取扱説明書
/
プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク