ハーメルン
バリスタになったうさぎの活動報告
【連載再開】『ごちうさ』三期開始までに全員と○○○○するお話
2020年07月01日(水) 08:34

更新を停滞していた連載ですが、予告通り、七月からサブキャラ編を再開します。
昨夜から執筆を開始したので、私のペースだと、明後日に最新話を投稿できると思います。
ここを見ていただいた方のために、書きかけの冒頭を少しだけ載せてしまいます。
感想や評価を頂けると、メンタルの弱い私の励みになります。どうぞよろしくお願いします。

『ごちうさ』三期開始までに全員とセックスするお話
https://syosetu.org/?mode=write_novel_submit_view&nid=223120


第23話 チマメ隊の小さな冒険 冒頭より抜粋

「あれー? チノ、なんか暗い顔してるけど、どうかした? まさか国語の宿題忘れたとか?」

 登校したばかりのわたしが机に鞄を下ろしていると、同級生のマヤさんが声をかけてきました。アホ毛を跳ねさせた黒髪のショートカットに、つり目がちな金色の瞳をもつ彼女は、仔猫みたいに好奇心旺盛です。はじめは言葉とは裏腹に、興味本位で目を輝かせていた彼女でしたが、わたしが思わず溜息をついてしまったのを見て、心配そうに表情を曇らせました。

「もう、チノちゃんが元気ないのに、茶化したりしたらダメだよー。宿題を忘れてきたのは、マヤちゃんの方でしょう?」

 おっとりと間延びした声でそう言ったのは、メグさんです。背の低いマヤさんとは対照的に、わたしより少しだけ背が高く、バレエをやっていたせいか、すらっとして姿勢がいいので、すごく大人っぽく見えます。緩やかにウェーブした赤い髪をシュシュで"お下げ"にした姿は、真っ白なベレー帽とセーラー服という、この中学校の夏服によく似合っていて、同性のわたしの目から見ても可愛らしいです。おかしな人に狙われないよう、防犯ブザーを持たされているのも納得です。

「へへー、バレたか。まあ、国語は四限目だから、それまでに、ぱぱっと片付けちゃうよ。それよりチノ、本当にどうした? ツッコミも返さないなんて、らしくないじゃねーか……」
「そうだよー、チノちゃん、なんだか顔色も悪いみたいだし。体調が優れないなら、わたしが保健室に連れて行ってあげようか?」

 マヤさんとメグさんが気遣ってくれるのが申し訳なくて、わたしは二人に隠しておこうと思っていた"憂い"の話を、打ち明けてみようかと思いました。あまりおおっぴら"に言えるような事ではありませんが、元はといえば、露骨に態度に出してしまったわたしがいけないんです。それに、本当は二人に相談に乗ってほしかったのかもしれません。わたしはもう一度、大きく溜息をついて覚悟を決めると、周囲に聞こえないよう、机のそばに手招きで二人を呼び寄せて、声を潜めます。幸い、まだホームルームまで時間のある教室は騒がしく、内緒話をするにはうってつけでした。

「じ……実は……あの……生理が……」

 そこまで言いかけた時、マヤさんが、ばんっと机を叩いて歓声を上げました。何人かの同級生がこちらを向いたのも気にせず、机の上のわたしの両手をつかみ、きらきらと目を輝かせて、身を乗り出してきます。

「おぉっ、初めての生理がきたんだね! おめでとう! いやー、まさかチノに先を越されちゃうとはなー」
「ち……違います! 初潮ならとっくに迎えています……それより声が大きいです。注目されてしまいますから、落ち着いて最後まで聞いてください」
「ご、ごめん……つい嬉しくなっちゃって。それにしても、わたしたちの知らない間に一人だけ大人になっていたなんて、水くさいぞ。なあ、メグ?」

 頭をかいて照れ笑いを浮かべるマヤさんに声をかけられ、メグさんは"もじもじ"と何か言いたそうにしながらも、眉を下げて気まずく笑っています。その反応の意味が分からないマヤさんが訝しげに首を傾げて見つめると、彼女はベレー帽を取って、深く頭を下げました。

「あ……あの、ごめんなさい! わたしももう、初潮を迎えてるの。でもこういうのって、お友達に相談するのも恥ずかしくて……」
「がーん! それじゃ、わたしだけまだ子供って事か……なんだか二人が遠い存在に見えるよ……」
「で、でも、マヤちゃんは頭もいいし、運動もできるから! そっちの方がずっと素敵だと思うよ! 生理なんて、お腹が痛くなるだけだし、お洋服にも気を使わなくちゃいけないから大変だもん……」
「くっ、慰められているみたいで逆に惨めだなあ……決めた、今日からわたし、夜更かしをやめて牛乳もたくさん飲む! そしたらチノやメグなんか、あっという間に追い抜いてやるんだから!」

 二人がわたしの話をそっちのけにして生理トークを始めたので、おほんと咳払いをして、注意を喚起しました。はっとした顔をした二人が、おしゃべりをやめて、わたしの方に向き直ります。周囲の興味がこちらに注がれていないのをしっかりと確認して、わたしは話の続きを切り出しました。

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