ハーメルン
へいわしゅぎしゃの活動報告
気の迷い
2021年03月01日(月) 16:07

 めちゃ短い山月記の二次創作書いたから読んでください。時系列的には原作の後です。
 定期テスト1日前になにをしているのだろう…赤点あるのに…






…………………


 袁傪は李徴の言い残していった言葉に従い、彼の妻子のところへと向かった。

 そこには、李徴の言う「俺よりはるかに乏しい才能でありながら、それを専一に磨いたために、堂々たる詩家となったもの」の一人が、李徴の妻であった人と愛し合う光景であった。彼の息子も不自由ない暮らしを感受しており、顔からは常に笑みがこぼれていた。
 李徴の妻は、その新たな男との蜜月にて、彼、李徴のことを呟いていた。

「あんなプライドだけ膨れ上がったエリートはダメね。もっと早くあなたに会いたかった。」

 袁傪は、全てを忘れることにした。李徴の詩は燃やした。

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