2021年03月21日(日) 23:26
約2年間かけて、どうにか書き終わりました『アーセナルギアは思考する』。
艦これとメタルギアシリーズですが、個人的にはあらゆる要素が絡ませやすいと思っています。建造絡みとGENE、史実とMEME、SCENE。戦争とPEACEと報復。言語は……正直こじつけた感じでしたが。
しかし書き終えて思ったことはタイトル通り、『めちゃくちゃ難しいんですけどメタルギア』でした。
当然っちゃ当然ですが、あれだけの情報量、メッセージを違和感なく盛り込んでいける小島監督には今更ながら驚嘆しています。まあ、最初から割と無茶を承知で書き始めたんですけど。
終盤の展開で察せられると思いますが、今作のテーマは『忘却』です。
GENEもMEMEも、SCENEもいつかは、どうやったって忘れられてしまう。メタルギアシリーズの全てに共有できそうなテーマとして浮かんだものであり、また艦これという作品にも相応しいテーマかなー……と思ったので。
そんなテーマだったので、『ポータブルオプス』や『サバイブ』、『ゴーストバベル』といった外伝作品や、絶滅をテーマとした『デスストランディング』の要素を組み込んで作成しました。
また、『いつか静かな海で』の要素も汲まれていますが、後半はある共通項があります。登場艦娘の後継艦が、今はいないという点です。雪風やサラトガ、ガングートの名を冠する艦は、今はいなかった筈(いたら御免なさい)。
忘れる……というと、あまり良いイメージが浮かばないと思います。
でも、忘れる=終わりということも、この世界には必要不可欠だとわたしは思います。何もかもが色褪せずに継承されていたら、あまりいい方向には行かないと思うのです。適度に忘れるから、忘れる可能性があるからこそ、より残していくことの重みが、増すんじゃないかと。
それをどれだけ伝えられたかは正直疑問ですが。ハッキリ言って上手く書けなかったと自覚しています。でもいい経験になったと思います。今後何か書く時も、どこかしらに『メタルギア』の影響は見え隠れするでしょう。改めて、メタルギアシリーズはすごい作品だと思いました。
では最後に次回予告を。
次回も懲りずに艦これ小説書きます。クロスオーバーものではないです。今回のリベンジも兼ねて、ありったけの性癖を捻じ込んでいこうと思います。
次回、『前科戦線ウヅキ』(タイトルが変わる可能性はアリ)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。どこかで会った時は、また読んでいただければ幸いです。
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