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空想病の活動報告
『オーバーロード 絶死絶命 ~199年前の墜とし仔~』13話までの概略というか説明というか────※注意※『199年前の墜とし仔』未鑑賞・未読者にはわけわからん話です
2022年01月29日(土) 10:09

 『絶死絶命』13話までの第一部が終わった感じですので、とりあえずおさらいもかねて。

※注意※
 以下の文章はチラシの裏・連載中の拙作『オーバーロード 絶死絶命 ~199年前の墜とし仔~』のネタバレを大いに含みます。

※注意※
 未鑑賞の方はスクロールせず、ブラウザバッグ推奨です。












































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 魔導国による、法国への事実上の宣戦布告──“傾城傾国の譲渡”および“法国首脳部と武装勢力の完全解体”。
 魔導国、カッツェ平野の開拓と都市化を進め、法国への侵攻準備を着々と備える構え。


 各国の情勢。
 帝国は魔導国の属国のまま安泰、聖王国は国王(カスポンド)・ドッペルによって支配。王国はザナックとラナーによって密約が結ばれ、半ば以上は「隷属」関係に位置する。
 竜王国、ビーストマンの侵攻を、沈黙都市のアンデッド兵力によって阻止してえくれた魔導国に陰ながら従属。法国から予備戦力としての漆黒聖典の元隊員らを竜王国に出すよう仕向ける。
 法国は事実上の孤立無援状態に。


 しかも、そこへエルフ王自らの手によってエルフの国が壊滅し、エルフたちと戦争をしていた法国軍と精鋭部隊・火滅聖典が全滅してしまう。


 そんな中で。魔導国のポーション職人「一級防衛対象」であったンフィーレア・バレアレが、番外席次“絶死絶命”の襲撃を受ける。
 その際、カルネ領域の護衛兼監視を務めていたルプスレギナが戦闘を試みるが、まったく歯が立たないレベル差を見せつけられる。〈伝言〉も妨害される状況。
 さらに、ルプスレギナハは番外席次の魔導王への挑発目的によって、『治癒不能の傷』を負う(十三英雄をすら苦戦させた異能(タレント)によるもの)。
 ンフィーレア、死亡。番外席次の能力によって、『ありとあらゆるマジックアイテムを使用可能』にする異能(タレント)を強奪される。


 さらに、魔導国の法国使節団に加わったアルベドのもとに、番外席次は急襲をかける。
 護衛のロイヤルガードは瞬殺され、〈伝言〉は妨害。番外席次の口ぶりから、ンフィーレア殺害とルプスレギナに重傷を負わせた下手人である事を確信。
 アルベドは戦闘を試みるが、相手の力量が自分よりも格上と判断し、世界級(ワールド)アイテム“真なる虚(ギンヌンガガップ)”の使用・解放に踏み切る。
 が、それよりも先んじて、ンフィーレアから強奪した異能によって“傾城傾国”をアルベドに使用した番外席次は、彼女の支配権を操作する過程で、彼女の「愛」を悪用。
『“モモンガ”を愛している。』女悪魔は、自分の愛する本当の主人のために、世界級(ワールド)アイテム“真なる虚”を捨てさり、アルベドは番外席次の支配下に半ば組み込まれる。
 そこへアルベドの救援に駆け付けたパンドラズ・アクターと戦闘を繰り広げ、彼を殺害。番外席次はパンドラズ・アクターの能力をも強奪していく。


 ンフィーレア死亡。ルプスレギナ重傷。
 アルベドが造反の上、パンドラズ・アクターを殺害し、行方不明──ルベドの指揮権を与えられたまま。
 次々と起こる変事を前に、アインズ・ウール・ゴウンは、己の失策と失態を悔いる。
 シモベらからの報告であがった黒白の髪のハーフエルフを知るシモベ・元漆黒聖典第九席次たるクレマンティーヌからの情報で、下手人は番外席次と断定。
 アインズ・ウール・ゴウンは、法国への侵攻を三日後に控えつつ、とある思索を実行に移す──


 一方。
 法国へ魔導国よりも先に侵略を開始したエルフ王は、法国の東の都を圧倒的な力で蹂躙。
 東都防衛・エルフ王抹殺の任に就いた漆黒聖典(番外を除く)であったが、前哨戦にて第五席次と第十一席次は撤退、第十席次と第十二席次は戦闘の末、死亡。
 後を引き継いだ漆黒聖典上位メンバーであったが、その悉くがエルフ王の奥の手である十三英雄の遺物“エルフ女王の巨大バリスタ”に貫かれるなどして落命していく。
 避難できていなかった法国の民を護るべく行動した第一席次であったが、結局エルフ王を抹殺する任は果たせず、東都は壊滅。第一席次、戦闘後意識を失う。
 最高神官長は、エルフ王の神都進行を防ぐべく、漆黒聖典番外席次“絶死絶命”への出撃命令をす。

 法国の最奥、聖域と称される場所で微動だに出来ないアンデッドは、番外席次の連れてきたナザリックの守護者統括・アルベドに、何かしらのオーラを感じつつ、その場にとどまり続ける。





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 以上、『オーバーロード 絶死絶命 ~199年前の墜とし仔~』13話までの概略でした。

「スレイン法国案件」ずいぶんとキナ臭くなってまいりました。もはや「スレイン法国崩壊ルート」まっしぐらです。

 オバロの「(のち)」の時代を語る長編完結『御嫡子誕生』と『天使の澱』にて、“アルベドが「元・守護者統括」と呼称・表記されたわけ”は、以上の経緯によって行われた造反劇が原因だったわけですね。シャルティア洗脳の時とは違い、彼女は自分の意思で、創造主から与えられていた世界級(ワールド)アイテムという防護を捨て去り、敵である番外ちゃんの手に落ちておりますので。そのうえ、最強チームの副官にしてモモンガの製作したNPC・パンドラズ・アクターの殺害にも加担。これほど言い訳のききようもないほどの反逆をなしておきながら、守護者統括の地位にとどまることは難しい──そう言わざるを得ませんね。ゆえに、「元・守護者統括」なわけです。

 そして、かつて(書籍三巻にて)ニグレドが予想したように、彼女たちの妹にして“最強の個”たるルベドは、このままナザリックの脅威となってしまうのか。そのときの、アインズ・ウール・ゴウンの対応は?

 ここまでナザリックを相手に規格外の強さを見せる番外席次と、最精鋭部隊である漆黒聖典を退けたエルフ王、二人の激突は必至という状況ですが、果たして?
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