2022年11月01日(火) 03:59
小説のあとがきに乗せるのもあれなので、活動報告という形で。
正直なところ、結構不安でした。こんな作品誰が読むんだとか、内容のレベルがきちんと読者層とあっているだろかとか、専門家からミスを突かれないだろうかとか。
基本的に、全部杞憂でした。日刊ランキングにたまに乗り、Twitterでちらほら読了報告もつぶやかれ、感想欄には色々な嬉しい言葉が……。こういう作品を求めていた層にきちんと届いたようで何よりです。
始まりはたぶん「紫苑の書」だったと思います。思想が強めの作品ではありますが、異世界に行った高校生の少女が言葉を学んでいくという物語です。オンラインでPDFが公開されているので、興味のある方はぜひ。
他には「数学ガール」もあるでしょう。「僕」が天才少女たちに囲まれるハーレムものの皮を被った数学書です。さらりと行列の話ができる高校生って何者だよ。いやけっこういるか……。
そういう「知識をベースにした作品」は、どうしてもある分野の知識の話に偏りがちであり、それを主軸に物語を組まなければならないという制限があります。これに対して物語を進めながらも様々な知識に触れ、哲学的な問題まで扱うようになったものとして「魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」」があります。これを読んで私はいいなぁと思いました。
まあそんなことをしているうちに「Dr.STONE」の連載が週間少年ジャンプで始まり、これまた凄いなぁとなりながらも「技術チート」に関するネタを色々と集めていました。これについてはTwitterで「from:@konumatakaki 技術チート」で検索すれば色々と見つかるでしょう。たぶんネタバレもあります。
そういうわけで書きたい物語の方針が決定しました。主人公は異世界からやってきた専門家のお姉さん。相方は真面目な少年。この組み合わせは趣味です。それ以降の登場人物は書いたら生えてきました。私のネーミングセンスが足りないおかげでその多くが無名ですが、将来的にはきちんと名前をつけるかもしれません。異世界で言葉が通じないならば、文化も違うでしょう。そういうわけで古代ローマと古代中国の文献をベースに奇妙な世界を作っていっています。設定が生えるので矛盾を無くすのには苦労する……。技術はその背景に社会があって、その導入には既存勢力との軋轢が生まれることが一般的でした。科学技術社会論という分野でここらへんは議論されていますね。そういうものをひっくるめたものがこの作品のテーマですが、別に読者はそこに着目する必要はありません。何ならキイとケトがいちゃいちゃしているシーンだけ読んでもいいです。
ええと、何でしたっけ?好き放題書いているので話が暴走していますね。裏話とかをしてもいいかもしれませんが、蛇足にならないかが心配です。Twitterとかでやるのもいいかもしれませんね。最近この小説から来たと思われるフォローがいくつも来て少し怯えています。あまり面白いこと呟いてないですよ……。質問には答えるつもりですが、それが今後の作品のネタになるかもしれないということは断っておきますね。
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