2022年05月06日(金) 06:05
『プレイしていたゲームの能力で転生するやつ』完結しました。
見切り発車で書き始めて、毎日のように執筆して毎日更新を続けるというなんとも苦しい日々でしたが、無事に終わってよかったです。一度でも書くのを止めると、絶対にエタらせるという確信があったため、このようなハイペースでの連載になりました。
そもそもこの作品って、構想段階では全編ダイジェストにして五万字くらいで終わる中編にするつもりだったんですよね。
それが、どんどん筆が乗ってオリ主がエヴァと会ったあたりで「あれ? 何かがおかしいな?」となり、二十万字くらいで終わらせればいいだろうと思ったら、修学旅行編あたりで「これ、そう簡単には終わらないな?」となってしまいました。
当然、見切り発車なのでプロットなんてものはなく、「『Kittens Game』の力で火星開拓する話にするべ!」くらいしか先の展望は存在していませんでした。
プロットはないものの、原作沿いだったので原作という指標があり、思ったよりも書くのには苦労しませんでした。
常に六話分の書き溜めをすることができ、一日に二話三話と書けたときは一日二話更新をして、さらに自分を追い込むという無茶まですることに。いや、なんか書き溜めがあったら、ついつい放出したくなってしまうんですよね。
この作品は、某所で「好きなソシャゲの全キャラクターの能力を持ったオリ主が、ラノベ世界で無双するみたいな最低系SS書いてみたいわ」という発言を見かけて、「あっ、自分もそれやりたい。最低系オリ主に『千年戦争アイギス』のリンネの無限ヒールをばら撒かせたい」と思って書き始めたものになります。
しかし以前、引っ越しの際に所持するラノベを全部処分してしまい、手元にあるのは電子書籍の漫画のみ。そこで、好きな原作で二次創作を書きやすそうな題材として、続編が完結したばかりの『魔法先生ネギま!』を選びました。オリ主の能力ありきで原作は二の次という、いかにも最低系SSを書くのに相応しい動機です。
そして、自分がプレイしたことのあるスマホゲームの中で、『Kittens Game』にテラフォーミングが登場することに気づき、中編でオリ主が火星をテラフォーミングする話をパパッと書いてみよう。バトルは全部ダイジェストで! と書き始めたわけです。
書き始めるにあたって、思い切って神様転生にしました。「ゲームの能力を全部持っているという最低系なんだから、導入も最低系っぽく行こう!」と思い、神様との会話シーンを入れるという自分が読んだらブラバ100%の無茶をしました。
しかし神様はただの舞台装置でしかなく、ラストになっても再び天界に訪れるということもしませんでした。
オリ主の転生の謎とか、書く側になるとノリノリで書くのですが、読者側に立つと本気でどうでもいいんですよね。
あと、オリ主の前世における悲しい過去……とかもすごくどうでもいいので、この作品のオリ主はごく普通の一般人になりました。
本編を書き進めるときに一番注意をしたのは、アンチ・ヘイト小説にならないようにすることです。十年前に全盛期だったネギまSSは本当にアンチ展開が多くて、当時かなり辟易していたんですよね。
しかし、注意はしていたのですが、原作で明日菜を人柱にした展開への不満だとかが割と出てしまった感じはあります。
あとは、一部のネギま部キャラクターを優遇したのと、原作から展開を少し変えた影響で、佐々木まき絵にしわ寄せが出てしまった感があります。別に嫌いなキャラではないのですが……。
さて、今後のハーメルンでの執筆活動ですが、特にこれといった作品を書く予定はありません。今回の執筆も突発的な衝動で始めたので、また何か書くときは突発的に書くことになるかと思われます。
継続的な執筆自体は、小説化になろうの方で行なっています。今回のネギまSSの執筆に時間を取られて、なろうの方の連載は一時的にストップしてしまったのですが、そのうち再開させる予定です。
長くなりましたが、以上であとがきを終わらせていただきます。二ヶ月半の間お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
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2022年05月06日(金) 22:08
玉連
完結おめでとうございます。
ランキングに乗っていた香しい匂いのするタイトルに引かれて見てみたら思っていた以上に面白く、作者さんの作品を見てみたらかつて読んだトリコの二次を書いている方だったので、これは期待できるなと思い読ませていただきましたが、楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。
オリ主が入ることによる原作へどのような変化が起きるのか、それに注目していましたが、原作時間軸での変化もしっかり描かれており、原作に描かれていない時間軸での行動が描かれており、このオリ主が入ったことで至れた幸せな終わりに到着出来たなと思います。
それなりに感想を書かせて頂いていましたが、結構変なことも書いていたと思います。しかし、いつも丁寧な返しをして頂きありがとうございます。
お疲れ様でした。
2022年05月06日(金) 20:41
灰汁人
完結お疲れ様、前作に続き高クオリティを維持したままの連続投稿に感謝です。
残念ながらスマホゲームには疎いので感想を控えてましたが、テンプレートを踏まえたメアリー・スーでありながら不快じゃないオリ主や魔改造なのに出しゃばらない長谷川さんなどのキャラ造形はお見事でしたし、終盤の巻き展開に少し物足りなさは感じたもののサクサク読める良作でありました。
2022年05月06日(金) 19:16
バーランダー
完結おつかれ様でした。とても面白かったです。次回作も期待しています。
2022年05月06日(金) 19:09
ブルーム
駆け足連載でしたが面白かったです!
2ヶ月半お疲れ様でした‼
2022年05月06日(金) 18:22
kurage
読んでいて満足できるネギまSSが大団円で完結する、これ自体が偉業ですよ! いままでありがとう! 完結にありがとう! 今はそれぞれのキャラと世界の未来に希望溢れるエンディングの心地よい読後感に浸っています…。本当にお疲れ様でした。
2022年05月06日(金) 15:32
アルペックス
完結おめでとうございます
明日からはリンネちゃんロスの日々ですが物語がエタらず終わることに比べれば軽いものです。
この作品、第一話を読んでブラバしますかYES or NOが分水嶺でしたね本当に(笑)
2022年05月06日(金) 14:53
マナスル
完結おめでとうございます!
毎日連載ってのはライブ感あって楽しかったです
以前読んだ21世紀TSおじさん少女ではかつてやったTVゲームを思い起こせるノスタルジックな共感が楽しかったですけど
今作は古典SSになりつつあるネギまに最近のコンテンツであるソシャゲを取り入れた感じで、知らないゲームもあったので「知らないことを知る」作品だったと思います
なので個人的にはもっとゲーム要素を取り入れてもよかったんじゃないかな?とか思ったり
千雨、のどか、夕映のようにネギま部のメンバー全員が原作と関係ないゲームの力で戦うような魔改造だともっとゲーム要素が入れられたと思う
Leni氏の作品はゲームの話してるときが一番面白いと思いますよ
2022年05月06日(金) 12:44
オメガモンX抗体
完結おめでとうございます!
すごく面白くて毎日更新を楽しみにしてました!
> オリ主の前世における悲しい過去……とかもすごくどうでもいい
これマジでありがたかったです。物語上必要のないこれ系があると一気に感情移入ができなくなるので助かりました。
2022年05月06日(金) 11:17
ビニール傘
お疲れ様でした。
面白かったですし自分の知らない作品をいくつか知られてとても良かったです、ありがとうございました。
2022年05月06日(金) 10:45
木ノ本慈久
執筆お疲れ様でした! そして完結おめでとうございます!
毎朝の生きがいとして読ませていただきました! また返し読みしようと思います!
ネギまに限らず矛盾や破綻なく完結してるクロス系二次小説ってなかなか見ないですし、特にネギまなんて魔改造しやすい作品はアンチ・ヘイトのオンパレードだったり10話もしないうちにエタったりとか本当にたくさんあるので、完結してくれて嬉しい反面、明日から何読めばいいんだろうっていう寂しさもあります。
僕がweb小説にはまったきっかけがハーメルンのネギま二次小説だったので、その系列で読んでてとても楽しい作品に出合えたのは本当に嬉しかったです。
長いようで短かったたった2ヶ月半の物語、本当にありがとうございました。
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