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Z-LAEGAの活動報告
【完結記念】『ロンギング・フロンティア』のあとがき
2022年10月02日(日) 22:11
注意!この割烹はめちゃくちゃネタバレをするので、まずは『シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』を読み、良かったら漫画版も読み、そのうえで『ロンギング・フロンティア~居残り組、新大陸に挑まんとす~』を読んでから見てください
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【終わり】
えー、この度。具体的には2022年09月30日にですね。2022年07月02日から連載していたシャングリラ・フロンティアの二次創作である『ロンギング・フロンティア~居残り組、新大陸に挑まんとす~』が……完結しました!全28万文字!イエーイ!ぱちぱちぱち!
Web小説で上を見たらキリがありませんが、28万字で3か月となると、まあ絶対的にはそこそこの量ではあります。28万字なら文庫本3冊……は怪しいにしても2冊分はあるでしょうし、3か月も1年の4分の1ですからね。連載開始当時はシャンフロチャンネルもまだ終わってませんでしたし、シャンフロ本編については……ええと、開始当時の最新話は……エクレアがなんかマニュピレーター出してきたところですか。ま、まあ、そういうこともありますよ。はい。戦術機バトルもこの前ついに終わりましたしね。エクレアって黄猿と言いつつむしろ知らないゴミと見せかけて実はデンジみたいなところありません?個人的にはあいつのセリフをスネ夫で脳内再生すると案外合うと思うんですが、周囲からの同意はあんまり得られませんね。
それでまあ、そこそこの分量でそこそこの時間量……となると、単に小説情報編集ページから『連載中』を『完結』に切り替えるだけじゃ味気ないな、という話になります。じゃああとがきを書くべきだよねっていう。あとは有言実行するだけですわ。
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【執筆動機について】
ロンフロを書き始めるに至った理由はいろいろありますけど、一つには進捗不足感があります。6月ぐらいに一瞬自分が前に書いたシャンフロ二次の再録本を作ろうとしたことがあって、まあPDF作るまでやった後に漬物にしてるんですけど、その本に載せる短編を選んでて思ったんですね。……今年の俺、そんなに書いてなくね?って。
全体的にみると文字の二次創作が減った分クソゲー・コンペを受賞するなどしてカバーできてるんですが、それにしてもちょっと寂しい感じがあるな~と思いまして。ちょうど自己顕示欲も燻っていたところなので、いっちょ長編二次を書いてみるかということで始めました。始めた時の軽さの割に思ったより長くなっちゃった感じはありますが、まあいいでしょう。
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【リベンジについて】
ロンフロはある種の「リベンジ」の側面を持っています。今はもう削除したんですが、実は前にも一度シャンフロで長編二次を書こうとしたことがあったんですよ。硬梨菜氏がアリノイユと石油王がどうたらとかツイートしてた時、復帰してきたアリノイユが石油王と出会ってドタバタ!みたいな奴を書きかけたんです。……まあ、エタったうえで非公開にしたんですが。
ロンフロはほとんど別物ですけど、その「アリノイユ長編」でやろうとしたことのリベンジみたいな側面があります。もう手元にデータ残ってないんですが、「アリノイユ長編」は確か「人を殺しても賞金狩人が来ない」ことを発見して悪だくみをするかしないかみたいなところでエタりました。あの後続いてれば、たぶんロンフロ3章と大体同じような感じのことをしたと思います。逆に、「アリノイユ長編」で"したと思う"ことを"実際にした"のがロンフロであるとも言えるでしょう。だからリベンジなわけですね。
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【チャレンジについて】
Twitterでも話したんですが、ロンフロを書くにあたり、僕はひそかに一つの「チャレンジ」をしていました。即ち、「ロンフロ完結までにシャンフ口本編が何回更新されるかチャレンジ」です。一応リザルトを書いておくと、連載開始時点での話数が855話で、終了時点での話数が858話なので……結果は「3回」ですね。あのこれ、なんとなく「少ないほど自分がたくさん更新できてて嬉しい!」くらいの感覚でいたんですけど、冷静に考えると、少なければシャンフロの更新が少ないことになるから僕が悲しいし、多ければ自分が更新できてないことになるから僕が悲しいんですよ。終わり?みたいな。始めた時点で敗北が確定してるゲームですよ。
……まあ、ロンフロを完結した40分後にシャンフロが更新されたのは、なんか「滑りこんだ感」があって若干アツかったので良しとしましょう。
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【各章について】
ここからはロンフロのそれぞれの章について、執筆背景などを書いていきます。
○第1章
1章は5話くらい書き溜めた時点で公開を始めたのでそこそこ見切り発車です。というか見切り発車を前提にしているので、プロットが無くても詰まりにくい一話完結方式をとりました。序盤の一話完結方式は同時にギスギスオンラインへのリスペクトという側面があります。コタタマといい、ある程度の長さゲームやってる主人公がいる場合は、やっぱりあの方式を踏襲するのが楽ですよ。ギャグ成分多めだと猶更です。
実際のところラスボスまで考えずに連載を始めたので、1章は他と比べると若干とっ散らかってる感じがあります。あんまりテーマ性とか考えてないですしね。話数感覚についてもそんなに考えてなかったので若干ちぐはぐですし、あとボスに若干ポッと出感があるのが良くない。あれってちょっと前の回から「伝書鳥を送ったが通じなかった」みたいな描写をさりげなく入れてあるんですけど、本当にさりげなすぎて本来の意図だった伏線としての運用があんまりできませんでしたね。
【ギスギスオンラインについて】
ちょっと脱線しますがギスオンについて話します。エゴサするとたまに指摘されてるんですが、実際ロンフロにはかなりギスオンリスペクトの要素があります。これは単に僕が好きだからというのもあるんですが、原作のシャンフロからしてギスオンをリスペクトしているので「リスペクトしているという事実をリスペクトする」という行動に走った結果こうなった感じですね。とはいえ考えてみるとそれはそれとしてシャンフロのリスペクトもしているため、「ギスオンをリスペクトしたシャンフロ」と「ギスオン」を両方リスペクトしていることになり、内容のギスオン純度がより高まっているということになりますね。
ギスオンといえば、クグリンちゃんの造形もまあまあギスオンです。コタタマのようでペヨンのようでもあるみたいな感じですね。僕ペヨン好きなんですよ、ギスオンでも一二を争うくらいのレベルで好きです。はい。
○第2章
2章は1章の反省として、ラストを結構ちゃんと決めてから書き始めました。プロローグとエピローグの対比構造をどうする~とか、このシーンはこう~とか、そんな感じですね。まあシーンを作るために具体的にどういう展開をするかはあんまり考えてなかったんですが、書いているうちに「やりたいシーン」が積み上がってきたので、それを組み合わせるとああいう形になりました。ラエルカンがタイムトラベル~とか言い出したのは趣味もありますが、その辺を書いたときがちょうどバック・トゥ・ザ・フューチャーを観た後だったというのが大きいです。
2章の反省点は何かというと、まあネタ切れですね。きっちりやりすぎたせいで逆に「これ以上入れるものがない」という状態に陥った。実際、『銃よ、竜よ!』をまとめて1章と考えた場合、ロンフロの中で一番話数が少ないのは2章です。もうちょっと頑張れてもよかったでしょう。
○第3章
3章については、連載開始時点で「ツチノコ杯に参加する感じかな~」みたいな漠然とした予定はあったんですが、それを実際に適応するのは1年後、みたいな謎の時間錯誤を有しており、実際のところ2か月後だったため割と慌てふためきました。まあもう一回真なる竜種と戦うかな?くらいまで決めて見切りしたので、書き方で言うと1章に近いですね。クソアプデを入れたのも2章で起きたネタ切れに対するカンフル剤なところがある。一方で1章に寄ったのかというとそうでもなくて、テーマとか話数感覚とかはまあまあ決めてから臨みました。なのでまあ、どちらの章の反省も踏まえて書いた"最終章"というのが近いでしょう。
とはいえ3章にも反省点はありまして、まあテンポですね。1章でやってたギスオンリスペクトの一話完結が鳴りを潜め、ちょっと反社会的行為をするだけの回にも3話とか使ってしまった。ロンフロの平均文字数は3800とかですから、3話となると1万字超えますからね。1万字かけて反社会的行為するなよっていう。ならせめて3800字の反社会的行為を3回やれって話ですよ。
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【終わりに】
というわけで3か月、ありがとうございました。読者が本当に存在しているのか怯えつつ連載を進めましたが、ひとまず完結まで行けたので一安心です。ここからは前と同じように、短編をちまちま書いていく方向に戻ることでしょう。短編といえば東京ビッグサイトで10/16に開催されるなろうオンリーの西1ソ50bで配布されるアンソロ同人誌である『シャンソロノベル』に短編を2本載せているので、そちらもよろしければ。
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