作者:奥の手
「――――絶対に帰ってやる」
彼は憤っていた。
恋人いない歴十九年。冴えない顔に童貞で、趣味は戦略ゲームと読書という典型的なインドア種族。そんな彼はただ一人、森の中に立っていた。
大学受験に失敗し一年間の浪人生活を送った青年(19)は、センター試験を前日にして、なんの説明もなくクソ寒い森にただ一人。
「――――明日のために頑張ってきたのに! 俺の一年間を何だと思ってやがる!」
彼はあきらめの悪いタチだった。
これは、浪人ゆえに物事を無駄に深く考えられるくせに、根本的なところで感情論ダダ漏れな主人公が、ひょんなことから出会った子供を必死で守りながらお家へ帰ろうとするお話です。
世界史大好きな作者が勢いで書いてしまいました。なんかこの勢いが読者の皆様の胸を熱くできればなと思います。
※この小説は『小説家になろう』様でも掲載しています。
~目次~
◇プロローグ 「いきなりすぎて屁もでねぇ」
第一章
◇第一話 「買い物って大事だよな」
◇第二話 「別に俺はロリコンではない」
◇第三話 「重ねて言うが俺はロリコンではない」
◇第四話 「別に俺はショタコンでもない」
◇第五話 「やっぱりか」
◇第六話 「リコです!」
◇第七話 「これを人は失念と呼ぶ」
◇第八話 「そろそろ魅せねぇとな」
◇第九話 「歴史なめんな」
◇第十話 「またリコです!」
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