ハーメルン
犬吠埼樹はワニー先輩のギターを弾く
作者:加賀崎 美咲

犬吠埼樹編あらすじ
 世界にいる誰もが何かできることがあって素晴らしい。でも私にはなにも無い。だから私に価値なんてない。犬吠埼樹という少女の自己分析はいつもそうだった。
 自分は誰にも必要とされないと思っていた少女は入学式の朝、運命に出会った。謎多き可憐な男子生徒、ワニー先輩との出会いで、いつしか樹は自分を信じるように変わった。
 しかしそんな穏やかな日常の裏で迫り来る脅威。勇者へと変身した樹は頼れる勇者部の仲間たちと敵に立ち向かう。
裏で蠢く影たちと暗躍する少女たちが目指す『大命』とは?
 でもそんな事は恋する少女の前には関係ない! 勇者と宮司の関係や世界の危機などそっちのけにして運命は回り出す。いつだって恋の物語はアニマートなのだから!


鷲尾和仁編あらすじ
 罪のない無垢な少女を三人、殺めました。そしてこれからはもっと大勢を犠牲にしていきます。何故ならそれが宮司の役目だから。
神世紀298年、雪待草の神稚児、鷲尾和仁はその生まれゆえに身を捧げる。1+1+1を10にするのが勇者の力ならその等式を成り立たせるのが宮司の役目であった。家族を得て、友達を得て、将来を得て、そして失って。
 これは喪失のおとぎ話。人身御供を取り仕切る宮司の終わってしまった物語。
 いつだって神に見初められるのは無垢なる少女である。そして多くの場合、結末に宮司はその過程を見届け、次の人身御供の用意を強いられる。
~目次~

[1]次 最初 最後
鷲尾和仁は勇者を殺した 〜Dead end strayed〜
◇わしおかずひと
◇あきせんせい、あかみね、うえさと
◇かぞく
◇わしおすみ
◇となりをあるいて
◇ういじん
◇のぞみ
◇きょうだい
◇がっしゅく
◇ひかり
◇はなび
◇ともしび
◇せいれい
◇さよなら
◇おしまい
犬吠埼樹の恋物語 〜Sing a song for the bride〜
◇入学式の朝はカプリチョーソに
◇非日常への転換はプレスティシモ
◇勇者と宮司のプリモ
◇日常の境界はスラーすぎて
◇今の部外者の声はピアノに

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