作者:夢の理を盗むもの
──ぼくでは『かみさま』にはなれないのだと。
ぼくがその事実に気付いたのは全てが手遅れになった時。
ぼくが未来を変えられる唯一にして最後のチャンスを、目の前で見送ってしまった瞬間だった。
──そして舞台の幕が上がる。
『運命の女』が『迷宮』に足を踏み入れて『主人公』に出会う。
転がり落ち始めた運命の車輪は止まることなく、やがて『最深部』に辿り着くだろう。
そして、ぼくの物語の終わりも訪れる。
『彼』の物語を始めたのも、ぼくの物語が始まったのも全て『彼女』からならば。
『彼』の舞台の幕を下し、ぼくの物語を終わらせるのもまた『彼女』なのだ。
だから──だから最期に君に聞かせて欲しい。
ぼくは──『かみさま』になれなくても、君を救えたのだろうか?
※異世界迷宮の最深部を目指そうの神様転生オリ主物です
※なんか大袈裟なあらすじですがぶっちゃけ見切り発車です
※この原作で転生オリ主が滅茶苦茶やり辛いのは承知の上で、それでも書けるものは無いのかと思って書きました
※テーマは「一般いぶそう読者(最終章まで)が転生したら」――でした。
なんかプロット破壊の余波で「読者概念の投影された主人公」という型から羽化したのでちょっと彼を「一般いぶそう読者」と呼ぶには無理があると思いました。
そのうち変えます
※当然ながら最終章、更には9章のネタバレが初っ端からあります。まだ読んで無いからネタバレ嫌っていう人は悪いことは言わないので読んでから来ましょう。
※不定期更新
~目次~
挑戦の始まり
◇新暦1013年 迷宮1層 『帰還』の日
◇新暦1013年 迷宮1層 『出逢い』の時
◇新暦1013年 迷宮1層 『秘蹟調査官』トール・ヘルブスト
◇新暦1013年 迷宮連合国ヴァルト 『同窓会』
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