作者:亜莉守
ある春の日のこと、誰かのことを忘れた気がする少年は化け物相手に一歩も引かず、緑の髪のオトダマはその目に一目惚れをした。
ある雪の日のこと、誰かに手を引いてもらいたかった少女は青いネイロを操る少年に助けられて、赤いスーツのオトダマは少女の手を引いた。
これはこの春の話。
~目次~
◇この春のこと
◇忘れ物を届けにきたよ
◇これからどうしようか
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