ゴーストフロントライン

ハーメルン

ゴーストフロントライン

作者：蓮見民江
「あんたは生きろ。あたいも生きるから」
大事な人を生かすために命を捨てた____
そのはずが生き延びてしまった戦術人形、UMP40。今更素知らぬ顔で古巣へ変えるわけにも行かず。さまよい続ける中で彼女は、行き倒れた少女と出会う。
その子は古巣であるPMCグリフィンの指揮官で、今は追われる身だと言う彼女は、常識も感情も欠落した雛鳥のような存在だった。
「私は無力です」
「そんなことないよ。ほら、手を伸ばして」
40は彼女に自らの孤独を重ねて、家族になろうと提案し共に生きるための旅を始める。
全てを捨てた人形と、全てから捨てられた少女。
そして二人を追う「UMP40の大事な存在」。
これは、亡霊の最前線で世界にとっては後日談。

たった一人に捧げる小説をそのままのっけただけになります。なので、投稿ペースにムラがあります。