ハーメルン
スリザード・クラブ (蛇寮非魔法族出身者の会)
作者:非魔法族

魔法族の血を尊ぶスリザリンにも、組分け帽子は何を思ってかマグル生まれの生徒をごく稀に送り込む。絶望のスタートを切った新入生シムに、秘密の互助組織「スリザード・クラブ」が手を差し伸べた。

「私たちは、蛇のようであって蛇の仲間には入れない、中途半端なトカゲ(リザード)だ。生き延びる道は二つに一つ。手足をもいで蛇のふりしてひっそり生きるか――蛇を歯牙にもかけない力をつけて、二足で直立して堂々と生きるか」

「私たちは(スリザリン)の機智と力に加えて、非魔法族(ヒト)の叡智と力も知っている。私たち(スリザード)の力を見せつけてみない?」

当代スリザード・クラブただ一人の上級生、セラ・ストーリー。スリザリンの特質を備えながら非魔法族の血を誇る異端の魔女。そんなセラとともに、シムは英雄ハリー・ポッターの入学で揺れるホグワーツを生き抜いてゆく。


・「マグル生まれのスリザリン生も稀にいる」という公式設定(※)がずっと気になっていて、どんな感じの生徒がいてどんな感じの学校生活になるのだろうかとの妄想が高じて書いたものです
・クールな上級生と二人で学生生活を楽しく過ごす話です
・スリザリンやグリフィンドールや原作の登場人物を貶める意図はありません
・オリキャラ無双の展開にはしません (原作読者しか知り得ないような情報を見透かしているということはありません)

(※原作者が明言していたと思い込んでいたのですが、「マグル生まれは稀な状況を除いては死喰い人になることが許されない」旨の発言と取り違えていたようです。原作七巻のスカビオールの「穢れた血のスリザリン生はあまりいない」旨のセリフが一種の皮肉ではなく真実だと解釈した場合、監督生歓迎メッセージの「最近では両親の少なくとも一人がマグルという生徒も大勢いる(英語版)」の部分を「マグルの両親を持つ生徒もいる」と解釈した場合、スラグホーンのリリーに対する「私の寮に来るべきだった」旨の発言を本気で言っていた場合に限られそうです)
~目次~

[1]次 最初 最後
第1章
◇第1話 ふたりぼっちのスリザード・クラブ (1)シム・スオウ
◇第1話 ふたりぼっちのスリザード・クラブ (2)セラ・ストーリー
◇第1話 ふたりぼっちのスリザード・クラブ (3)ピーター・パン
◇第2話 鍛錬と探険 (1)ペトリフィカス・トタルス
◇第2話 鍛錬と探険 (2)エクスペリアームス
◇第2話 鍛錬と探険 (3)アロホモラ
◇第2話 鍛錬と探険 (4)ソノーラス
◇第3話 ハロウィーン(1) トリック・オア・トリート
◇第3話 ハロウィーン(2) 山トロール・ギガントロール・アクロマンチュラ
◇第3話 ハロウィーン(3) vs・フィリウス・フリットウィック
◇第3話 ハロウィーン(4) オール・セインツ・デイ
◇第4話 休暇 (1)クィディッチの日はホグズミード日和
◇第4話 休暇 (2)ホグズミードは遠足にぴったり
◇ 第4話 休暇 (3)遠足は談話室に帰るまで
◇第4話 休暇 (4)談話室は清純の場
◇第4話 休暇 (5)談話室は清純の場′
◇第4話 休暇 (6)談話室は清純の場 ″
◇第4話 休暇 (7)清純は正準
◇第4話 休暇 (8)クリスマス
◇第4½話 蛇とトカゲ(前)

[1]次 最初 最後
[2]小説情報
[3]感想を読む・書く
[4]お気に入りに追加
[5]評価を付ける
小説閲覧設定
[6]トップ/[8]マイページ
小説検索/ランキング
利用規約/FAQ/運営情報
取扱説明書/プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク
携帯アクセス解析