作者：エスカルゴ・スカーレット
傍若無人な吸血鬼、エスカルゴ・スカーレットには鴉天狗と吸血鬼のハーフの娘が居た。
名を、射命丸穹。
彼は、武力にて正面から天魔を倒した事で、山の妖怪達から「山の英雄」と称され、チヤホヤされるようになるが、穹はそんな父の日々が様々な意味で長年気になって仕方なかった。
何故ならエスカルゴは、吸血鬼の基本技能の魅了を用いたり、変に真っ直ぐな面が何故かウケが良く、それなりにモテていて、幻想郷各地に家庭を築いているからだ。
ある日、穹は、天狗の新聞コンテストの子供の部に出場する事になった。友人達と切磋琢磨し、彼女の執筆した新聞は、お世辞にも「新聞」とは言えない代物だった。
しかし、山に「未来」を求める天魔は、穹の書いた新聞を「彼女の個性」と認め、彼女の新聞を新たに正式に発行・販売する事を決めた。
それは、彼女の父親のエスカルゴ・スカーレットをネタにした新聞だった。
────これは「ハーレムの主」になっている父の日々を追う娘の物語である。
～目次～
◇０日目：決定
◇１週目：賭場と父上
◇２週目：貧乏神と父上
◇３週目：紅魔館と父上①
◇４週目：紅魔館と父上②
◇５週目：「スカーレット」の謎
◇６週目：父上と妖怪兎
◇７週目：父上と白玉楼
◇８週目：子供達にインタビュー①
◇９週目：子供達にインタビュー②
◇10週目：子供達にインタビュー③
◇11週目：子供達にインタビュー④
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