ハーメルン
百合短編/巣立ちの時を百合カフェで
作者:冬寂ましろ

そう思っていても、つかんで安心している自分がいまだにいる――。
姉ツバサと妹ヒナは、食卓を囲みながら毎日の出来事を報告し合っていた。それは二人暮らしを始めたときの決めたルール。たくさんの「あんな大人」を見せられたヒナには、姉の後ろに隠れながら暮らしているような生活だった。
冬の曇り空の下、空き教室で最近姉の帰りが遅いことをヒナは親友ユイへ相談する。ユイは大人の付き合いだろ、心配するなと言う。夜、帰ってこない姉の部屋に入ると本が一冊あった。そこに「百合カフェ」と書かれた一枚のしおりを見つける。翌日ユイに見せると、実在するカフェだという。放課後ユイと一緒にそこへ行ってみると……。
~目次~

◇百合短編/巣立ちの時を百合カフェで

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