ハーメルン
interview the hell‐悪党への取材‐
作者:
劉鳳
ここはとある場所にある、主にゴシップ記事を扱う小さな出版社。ここに務める記者の町田崇典。可もなく不可もない記事を書く彼には、裏の顔があった。それは、世間で「悪党」と言われた組織や個人に対し、自分の好奇心で取材をすると言うものだった。得られた情報は出版社で記事にする事無く、自宅の端末に保管している。
彼が何故そのような趣味を持つのか?本人は好奇心半分、そして、悪党達も人間である以上、邪険にせずにお話したいと言うのが半分。余り誉められた事では無い為に、記事にする事は無い。もとい、町田自身の持つ不思議な雰囲気は、悪党達を自然と惹き付けるのだ、本人が聞いたらきっと怒るであろうが。
革命運動家、指定暴力団、猟奇殺人犯、不法滞在外国人等々…町田はこれまで数々の悪党らに取材をしてきた。普通ならばゴシップ記事を書く記者などに取材を許可するなどあり得ない。しかし、彼が書くゴシップ記事は彼等をネタにしない、ごく普通のものである。これらの悪党に対しては、本当に本人の純粋な好奇心のみで取材をするのだ。
町田、彼は普通のゴシップ記事を書きながら、今日も悪党達の言葉を聞きに行く。良心の欠片は無いのか?町田はそれを持ってはいるが、職業柄、どんな記事を書こうと罵られる為、敢えて良心が無いように振る舞うのだ。
だが今回の相手、立浪忍に関しては、純粋な好奇心を後悔する程の人物だった。
※非常に読む人を選びます、ご注意下さい。
~目次~
◇猟奇殺人犯・立浪忍
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