作者:塩草
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『なんて、お前に話したところで何も変わらないのにな』
遠い未来、 不死のカラダを持つ宝石たちと、月人との戦いが続いていた。
洞窟に籠もるシンシャは宝石の欠片を海へと放つ。それは遠い過去に受け取ったダイヤモンドからの贈り物。自分だけのものだと思っていたダイヤの眼差しは新しく生まれた弟へと移ろう。シンシャの意識は過去へ、暖かい昼下がりだったあの日へ飛んだ────。
強くてもろくて美しい、戦う宝石たちの物語。
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シンシャの毒液が発露した過去、自身だけに向けられていると信じていたダイヤモンドの愛情が、ボルツの誕生によって揺らぎ始める、みたいな内容です。タイトルに薄荷色とありますがフォスは出てきません……多分。
フォスシン要素もあると言えばあるけど無いといえば無い……。
「シンシャ、フォスと出会えて良かったね」みたいな話です。
序盤のプロローグは作品理解を深めるために本作に擬えて書いた部分なので読み飛ばしても大丈夫ですが、読み終えたあとにでも読んでいただけると……。
他の作品と世界軸は繋がっていて、内容がリンクする部分もありますが、それぞれ単独で読んでも支障は無いので気に入って貰えたら他の系列作品も読んでいただけると嬉しいです。
過去と現在の往来が激しくて分かりづらいという方のために補足
①現在軸 (虚の岬洞窟内 シンシャ)
②過去軸(1)(虚の岬洞窟内 シンシャとダイヤ)
現在軸の460年前
③過去軸(2)(切の湿原と虚の岬周辺 シンシャとダイヤ、年長組他)過去軸(1)の半年前
みたいな構成になってます。
一応罫線(───)で区切ってるので分かるはず……
以下作品群時系列詳細
(原作1巻をK9000年と仮定して)
薄荷色の放物線③K8134/ 4/27
薄荷色の放物線②K8134/10/13
曇天と金剛石 ①K8135/ 2/ 1
薄荷色の放物線①K8594/11/ 9
曇天と金剛石 ②K8594/11/ 9
曇天と金剛石 ③K8637/ 8/30
フォスシン記録 K9000/ 4/23
睡蓮の節併せ ①K9001/ 1/18
睡蓮の節併せ ②K9001/ 5/26
睡蓮の節併せ ③K9096/ 4/ 7
睡蓮の節併せ ④K9103/ 4/ 7
~目次~
プロローグ
◇世界の片隅
本編
◇薄荷色の放物線
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