ハーメルン
【悲報】清楚系で売っていた底辺配信者、うっかり配信を切り忘れたままSS級モンスターを拳で殴り飛ばしてしまう
作者:アトハ

 主人公――彩音レイナは、ダンジョン配信者として活動している。

「私、才能ないのかな……」
 レイナは、珍しいダンジョン食材+癒やしをコンセプトに料理配信をメインで行っていた。
 しかし配信が面白くないのか、さてまた題材が良くないのか、同接一桁でずっと伸び悩んでいた。

 そんなある日の帰り道。
 次の配信ネタを考えながら歩いていたレイナは、同業者の悲鳴を聞きつける。
 一人のダンジョン探索者が、モンスターのスタンピードに巻き込まれていたのだ。
「い、いけない。逃げ――」
「どいてくれる? 今の私は、機嫌が悪いの」
 伸びぬ同接、増えぬ登録者。
 レイナは、モンスターに八つ当たりし、ボコボコに殴り倒してしまう。
「はぁ。こんなの倒しても食材にもなりやしないのに……」
 ため息とともに黙って立ち去るれいな。
 その瞳には、倒したモンスターの姿は映っていないのであった。

「イレギュラーモンスターをあんなに簡単に!? いったい何者!?」
 ――残された少女・望月雪乃は、戦慄していた。
 レイナが助けたダンジョン探索者は、実はチャンネル登録者数80万を越えている超人気の配信者。
 小さな少女が深層のモンスターを素手で殴り殺す信じがたい光景は、くっきり雪乃の配信に写り込んでいたのだ。
「なんだ今の!?」
「ええい、特定班はまだか!」
 その切り抜きは、レイナが眠っている間にまたたく間にバズりにバズり、朝起きたら伝説になっていたのだった。

※ この小説はカクヨム様、小説家になろう様、アルファポリス様にも投稿しています
https://ncode.syosetu.com/n1155ii/
※ サブタイ付けました
~目次~

[1]次 最初 最後
第一章
◇第一話 レイナ、まっずいモンスターと出会う
◇第二話 レイナ、うっかりイレギュラーモンスターを殴り飛ばしてしまう
◇第三話《掲示板》伝説のはじまり
◇第四話 レイナ、起きたら大変なことになっていた
◇第五話 レイナ、決意する
◇第六話 バズってからの初配信(1)
◇第七話 バズってからの初配信(2)
◇第八話 バズってからの初配信(3)
◇第九話 バズってからの初配信(4)
◇第十話《掲示板》【なんでも】期待のダンチューバーレイナちゃんについて話すスレ【食べます】
◇《1章》設定&登場人物紹介
第二章
◇第十一話 レイナ、呼び出しを喰らう
◇第十二話 レイナ、雑談配信をする
◇第十三話 コラボ配信(1)
◇第十四話 コラボ配信(2)
◇第十五話 コラボ配信(3)
◇第十六話 コラボ配信(4)
◇第一七話 レイナ、いっぱい勧誘される
◇第十八話 レイナ、サインをドヤ顔で披露する
◇第十九話 収益化記念配信(1) ~対デュラハン~

[1]次 最初 最後
[2]小説情報
[3]感想を読む・書く
[4]お気に入りに追加
[5]評価を付ける
小説閲覧設定
[6]トップ/[8]マイページ
小説検索/ランキング
利用規約/FAQ/運営情報
取扱説明書/プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク
携帯アクセス解析