作者:御伽草子
迷宮都市オラリオにおいて最強と呼ばれる冒険者、フレイアファミリア所属のオッタル。しかし彼に比肩する強者はもう一人いる。ロキ・ファミリア所属のセフィロス。冷静沈着、勇猛果敢、不可能といわれた依頼(クエスト)さえ彼はまるで児戯のごとくたやすく達成していく。鬼神のごとき強さでありながら常に謙虚で更なる高みを目指すその姿、自身より弱き者や守るべき者には慈愛を持って接するその姿は、多くの人々に憧憬の念を抱かせる、まさに英雄であった。
……坂を転げ落ちるようだった。
あれよあれよというままにいつのまにやら英雄なんぞと呼ばれるようになってしまった。周囲の環境に流され、立ちふさがる数多の命の危機を必死で回避して、それでも数え切れないくらい死にかけて、いつの間にかこんな場所まできてしまった。
ヤバイよ、ヤバイって、英雄セフィロスなんて転生者ジャンルの界隈じゃ、踏み台フラグどころか露骨過ぎて死亡フラグだよ。きょうび流行んないってよしときなって!
周囲の勘違いをよそに、彼は必死に生きあがく。そもそも己の存在そのものが死亡フラグであるこの人生で幸福な未来を掴むため、片翼の天使(笑)は今日も奮闘する。
~目次~
◇第一話【ここはどこ? わたしはだぁれ?】
◇第二話【死亡フラグを回避するんだ!】
◇ 第三話【男にはやらねばならない時がある。ただしそれは今じゃない】
◇第四話【思いもよらない所で縁が生まれる】
◇・挿話【リヴェリア・リヨス・アールヴ】
◇第五話【今日嫌なことは明日に延ばすともっと嫌になる】前編
◇第五話【今日嫌なことは明日に延ばすともっと嫌になる】後編
◇第六話【アイズの渇求】 前編
◇第六話【アイズの渇求】 中編
◇第六話【アイズの渇求】 後編
◇第七話【アイズの宿望】
◇第八話【懐かしのオラリオ】 プロローグ
◇第八話【懐かしのオラリオ】 前編
◇第八話【懐かしのオラリオ】 中編
◇第八話【懐かしのオラリオ】 後編
◇第九話【凶狼は迷宮で吼える】 ①
◇・挿話【英雄未満の少年】
◇第九話【凶狼は迷宮で吼える】 ②
◇ 第九話【凶狼は迷宮で吼える】 ③
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