作者:河蛸
その昔、大勢の悪魔が住む紅い館に、圧倒的な力を持つが故に数多の同族からも畏れられた一人の吸血鬼が居た。
人妖の心を狂わせる禍々しい瘴気を纏う彼は、ある日館から忽然と姿を消してしまう。
時は流れ現代。人々に忘れ去られ、幻想となった者達の住まう最後の楽園に彼は足を踏み入れる。
かつて闇夜の支配者とまで謳われた吸血鬼が幻想の地へ降り立った理由、その目的とは。
これは、強大過ぎるが故に悪魔からも疎まれたヴァンパイアが、楽園を生きる少女達と織り成す一つの物語である。
――と言うのは全くの建前で、これは様々な要因から周囲に勘違いされ続け、遂に誰一人として友人が出来なかった吸血鬼が友達を作ろうと奮闘しつつも、またもや色々と勘違いされてしまう、ただそれだけのお話。
※性転換タグは最終話まで意味を成しません。ご注意をば。
~目次~
[1]次 最初 最後
プロローグ
◇0.「その男、帰還」
第一章「来訪と会合、再会と」
◇1.「瀟洒な従者は凍り付く」
◇2.「真夜中の図書館」
◇3.「偽者」
◇4.「巣食うもの」
◇5.「親愛なるあなたへ、愛の手を」
◇6.「闇夜の支配者」
◇EX1「賢者さんの憂鬱」
◇EX2「フ エ ル カ ゲ」
◇EX3「少女達のさいきょーお食事会」
第二章「終らぬ夜に明けの日差しを」
◇7.「そして彼はいなくなった」
◇8.「難題の姫君」
◇9.「月下で踊れ、乱れ桜と境界の乙女」
◇10.「吸血鬼さんと不死鳥の血」
◇11.「ただ、潤いを求めて」
◇12.「それぞれの夜明け」
◇EX4「賢者さんの憂鬱 その2」
第三章「狂瀾怒濤の鬼神伝」
◇13.「始まりはお便りから」
◇14.「天狗前線を突破せよ」
◇15.「小鬼の策謀」
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