作者:つぎはぎ
それは、純潔の狩人の話。
彼女は産まれて間もなく孤独になりました。女神に救われ、成人し、数多の冒険と試練を乗り越えました。
彼女は父と再会し、婚姻を迫られ、条件を出しました。
『私は、私より速い者と婚約しよう』
多くの無謀な男達が彼女へ挑み、負けては命を散らしていく。
そんな男達の中に、一人の穏やかそうな青年が現れました。
ーーーこれは、力も智慧もない。卑劣な男として名を残した一途な男の物語。
~目次~
[1]次 最初 最後
◇序章:その英雄は
◇小休憩か戦前か
◇戦争の報酬は?
◇輪は廻る
◇狂の逆鱗
◇閉じられつつある平穏
◇追う赤、立ち向かう黒
◇激突
◇貴女/貴方の名前はーーー
◇赤のアーチャー
◇庭園会議
◇はじまりの海祖
◇冷たい石の囲み
◇黒の匂いの暗殺者
◇都市にて
◇憤怒の果実
◇夜と血、黒と赤
◇戦々狂興
◇巨人闊歩
◇赤雷渦巻く
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