ハーメルン
ISアドベンチャー 聖騎士伝説
第002話:始まる勇気



太一
「………うっ………ココは…何処だ?俺は死んだ筈じゃ?」

 気がついた時、太一は辺り一面が真っ白にな空間にいた


『目を覚ましましたか…』

太一
「誰だ!?」

 声をかけられた方を向くと、そこには巨大な白い機械がいた


『私の名は【イグドラシル】。デジタルワールドを管理するホストコンピュータであり、神と呼ばれる存在です。』

太一
「【イグドラシル】だと!?」

 【イグドラシル】…その名前に太一は聞き覚えがあった
 それは太一が17歳の時に起きた事件で暗躍していた敵の名前であった
 更に別世界で出会った【大門大(だいもんまさる)】からも【イグドラシル】について聞いた事があった

太一
「………その神様が俺に何の用だ?…それ以前に俺は死んだ筈だ!」

 自分の経験と大からの話のせいで太一は【イグドラシル】を警戒していた

イグドラシル
『はい。実は貴方にお願いがあって、私が貴方を生き返らせました。』

太一
「生き返らせたって…そんな事が…」

イグドラシル
『無論、それは本来あってはならない事です。ですが、今この危機を救えるのは、八神太一、貴方だけなのです。』

太一
「…危機と言っても俺は95の爺さんだぞ?老いぼれの俺に何が出来るっていうんだ?」

イグドラシル
『心配いりません。自分の身体をよく見てください。』

太一
「え?」

 そう言われて、太一は自分の身体を見てみると…

太一
「な、何じゃこりゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 その姿は95歳の老人の身体ではなく、10代頃の若々しい肉体だった

イグドラシル
『今の貴方の身体は15歳の頃のものです。』

太一
「15歳!?いくらなんでも若すぎるだろ!」

イグドラシル
『いいえ、貴方に行って貰いたい世界ではそのくらいの年齢が丁度いいのです。』

太一
「…行って貰いたい?…ちょっと待て!世界の危機って俺のいた世界じゃないのか!」

イグドラシル
『違います。それをこれから話します。まずは太一…貴方は【七大魔王】と呼ばれるデジモン達の事を知っていますか?』

太一
「【七大魔王】?いや、聞いた事は無いが…」

イグドラシル
『【七大魔王】とはその名の通り七体の魔王型デジモンの総称です。彼らは【七つの大罪】と呼ばれる罪を司る強大な力を持つデジモン達です。』

太一
「【七つの大罪】?」

イグドラシル
『そうです。【七つの大罪】とは【憤怒】【暴食】【色欲】【傲慢】【強欲】【嫉妬】【怠惰】…この七つの罪の事です。【七大魔王】はこれをそれぞれ司っています。」

太一
「なるほど…当然そいつらも究極体なんだよな?」

イグドラシル
『いえ、【憤怒のデーモン】【暴食のベルゼブモン】【色欲のリリスモン】【強欲のバルバモン】【嫉妬のリヴァイアモン】【怠惰のベルフェモン】の6体は究極体デジモンです。ですが【傲慢のルーチェモン】は完全体ですがこの【ルーチェモン】こそが【七大魔王】最強のデジモンです。』

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