地球消滅の危機
「お前も舞空術使えるだろ、これ要らないんじゃないか。えい。」
「ぶるああぁ」
二度目の断末魔。カーシは子供のような笑顔でセルの黒光りする羽をもぎ取っていた。
あたかも子供がその残酷さを発揮して虫の羽や足をもいでいくように。
「ぷっ、かっこ悪くなっちゃったぞ。戻してやるな。」
カーシはセルの羽を剣のように持ち突き刺した。
「―――」
自らの羽を突き刺されてもうすでに声すらも発することができないセル、Z戦士も騒然としている。
セルはおもむろに突き刺さる羽を抜き、「ハアッ」と力を入れ羽を再生させる。
「チクショウ、チクショウチクショウ、チックショーーー!!」
セルの怒りにうち震えた怒声がこだまする。
「もう許さんぞ。武道会などどうでもいい。この地球ごと消し去ってくれるわー。」
セルは空に舞い上がった。
「ハアアァァッ」
さらに気を高めるセル、もうその気は大気を震わせていた。
セルは気を極限まで高めると。腰をおろし、両手を合わせ、腰のところにまで引いた。そして
「かーめーはーめー
「セルは本気だ来るぞお。」
波ーーーッ」
悟空が皆に檄をとばした時には既に時は遅し、セルの手のひらから青白い目映い光が地上のカーシに向けて放たれた。
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