depth.6さとりの家事情は考慮されない
犬走と聞いてまさかと思いましたが…グレーですねまだ。
「へえ……家名持ちって事は相当有名な家系なのでしょうか」
こっそりとサードアイを取り出し盗み見。
ふむふむ…やっぱり有名な家系でしたね。これはほぼ確信でしょうかね。
この人、椛の先代かもしれない。
それがわかってもだからどうしたんだってことなんですけどね。
まあ…もしかしたら椛の父親かもしれないし叔父かもしれない人と会えるなんてなかなかないなあなんて思ったりですから
「…なんだかわからんが、着いたぞ」
おやおや?天狗の里の入り口ですけど…こんなところで一体何をしようと?
「ちょっと待っていろ。すぐに連れてくる」
って私はここで放置状態ですか…
見れば柳さんは既に門の奥に入ってしまった。
里のざわめきを遠くに聞きながら待つこと数分だろうか。
閉まっていた扉が再び開いた。
「へえ…あんたがうわさの妖怪かい?」
……鬼がいた。
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