ハーメルン
ガンダムSEED×00~異世界にイノベイターは何を思う?~<完結>
11話:コーディネーターとコーディネーターの対話
何があったのかと急いで駆け付けてみると、コクピットを一突きにされたジンと、ピクリとも動かないバスター、それの横に佇む白いジンがいた。
「ディアッカ?・・・ディアッカ!?」
まさか死んでいるのかと、最悪の想像をしてしまう。
(機体だけでも持って帰らなくては!)
アスランはビームライフルで牽制射撃をしてジンとバスターを引き離し、MA形態に変形してバスターを把持して、一気に戦闘宙域を離脱する。
MA形態のイージスは、すべての新型の中で、最も高い直線加速力を持っている。
ヴェザリウスへ戻る道中、足付きを攻める仲間に帰投の連絡を入れ、再びディアッカに声をかける。
すると、イージスで一気に加速した衝撃で目を覚ましたのか、ディアッカの返答が返ってきた。
「アス、ランか?」
「ディアッカ!気が付いたのか!何があったんだ!?」
ひとまず、安否の確認を急ぐとともに、状況の説明を求める。だが、再び返ってきた返答はアスランを驚かせるものだった。
「あいつは・・・あれは、バケモノだ」
(いつもイザークと並んで勝気なディアッカが、こんなセリフを吐くとは・・・)
実際、今回の戦闘ではイザークも負傷しているし、結局足付きにも大したダメージを与えることができなかった。
戦果を頭の中で考察したアスランは溜息を吐くと、敵戦力の評価を一段階上げた。
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