第一四刀 合流
リュウマ以外のフェアリーテイルメンバーは、いつもと同じようにギルドへと来ていた。
だが、今日はいつものギルドとは違い、カウンターの横にあるスペースの空中に何か複雑に絡み合った図が書かれてた。
見ていても何のことか分からないルーシィは、これが何かミラさんに聞いてみる。
「何ですか?コレ…」
「闇ギルドの組織図を書いてみたの」「あ…書いたのオレ…」
「どうしてまた?」
──なんで態々書いたんだろう…?
「最近動きが活性化してるみたいだからね、ギルド同士の連携を強固にしないといけないの」
確かにルーシィ達は最近、仕事先でその闇ギルドの奴等と良く会う。
と言っても、ナツ達がすぐ片付けてしまうのだが。
「この大きい括りはなんだよ?」
ルーシィがちょうど聞こうとしていたところをエルフマンが質問した。
図には真ん中に大きな丸が3つあり、闇ギルドの名前らしきものを囲っていた。
「ジュビア知ってますよ。闇ギルド最大勢力…『バラム同盟』」
バラム同盟は3つのギルドから構成されている闇の最大勢力であり、それぞれが直属のギルドを持っていて闇の世界を動かしているのだそうだ。
そんな中には、ナツ達が倒したギルド…鉄の森もあった。
アイゼンヴァルドは六魔将軍という名の最大勢力のギルドの傘下だったそうだ。
ナツ達も色々な闇ギルドを壊滅させているが、雷神衆も色々な闇ギルドを潰していたそうだ。
「ま、そんなもん気にする必要はねぇさ!噂じゃあオラシオンセイスってギルドは6人しかいねぇらしいし」
「どんだけちっせぇギルドなんだよ!」
オラシオンセイスが全員で6人しかいないと言って馬鹿にするメンバー達ではあるが、ミラ達がそんなメンバー達に教えてやる。
6人というのがどれ程のことなのか。
「たった6人で最大勢力の1つを担っているのよ」
そう…闇ギルドの最大戦力の一つが6人のみで構成されている…逆を言えば6人のみで最大戦力としてやっていっているのだ。
「その六魔将軍じゃがな…」
各々が闇ギルドについて話していると、ちょうどマカロフが来た。
「ワシ等が討つこととなった!!」
「「「「「!!!!!!!」」」」」
突然の宣言に固まるメンバー一同…。
それもそうだ、つい今ほどそのオラシオンセイスの話をしていたのだから。
「あ~!マスターお帰りなさい」
ミラは何処までいってもマイペースであり、それにはルーシィがずっこけた。
「マスター…一体どういうことですか…?」
「前日の定例会で何やら…オラシオンセイスが動きを見せるていることが議題に上がった」
オラシオンセイスが動きを見せた途端に討伐命令…それ程危険なギルドであることが分かる。
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