ハーメルン
FAIRY TAIL ◼◼◼なる者…リュウマ
第一八刀  外す封印



ミッドナイトが発動した幻術中に『白眼』を発動させて幻術であるということを見破った。

それによってミッドナイトがかけてきた幻術を破り、一気に接近してすれ違い様斬り伏せた。

その後にオラシオンセイスの真のマスターと名乗ったゼロという男が、とうとうニルヴァーナをウェンディが所属するギルド・ケットシェルターに向かって発射した。

だが、空から魔法で破壊された部分を補強したクリスティーナで攻撃(攻撃自体はイブの雪魔法だそうだ)し、ニルヴァーナの攻撃はギリギリ天井部分を掠って逸れる事で事なきを得た。

それからヒビキの魔法である古文書(アーカイブ)によって頭に直接伝えられた情報によれば、ニルヴァーナは大地から6本の足を使い、膨大な魔力を自然界から通して吸収し、稼動しているようだ。

そして6つの足にそれぞれ一つずつ付いているラクリマを、全くの同時に破壊することが唯一の止める方法なのだそうだ。

止める方法を教えている最中にゼロはテレパシーをジャックし、自分は6つある内のどれか一つのラクリマの前にいる…と宣言した。

1度塔の所で完膚無きまでにやられてしまったナツ達は、ボロボロになりながらも立ち上がり、運が良ければ殴れると叫んでいる。

今はそれぞれがどの番号に行くのかという話しになっており、各々は叫ぶようにして番号を指定していく。

「1番だ…!」

何の躊躇いも無く、ナツはいの一番に1番を選んだ。

「オレが2番に行く…!」

続いてグレイが2番を指定。

「あたしは3番ね…!」

ゼロと当たらないことを祈りながらも、ルーシィは3番を指定した。

「私が4番に行こう!メェーン!」

何処に居るのか全く分からないが、何やら苦しそうに4番を指定したのは一夜だ。

因みに、苦しそうなのは…闇ギルドの奴等に丸焼きにされる豚よろしく、棒に手足を括り付けられているからだ。

「ならば私が5番だ」

ジェラールもこの場に居るが、彼が名乗り出るわけにはいかないので必然的にエルザが5番となる。

「最後になったが、俺が6番だ」

リュウマは何処でもいいと考えていたので最後まで待ち、残った6番を指定した。

『よし、最後に壊すタイミングを時間にして皆の頭にインプットした…頼んだよ』

そう言って繋いでいたヒビキの魔法が切れた。
切れたと同時にそれぞれの頭の中にタイムが刻まれ、時間が経過していく。
このタイムが0になった時に壊せば、ニルヴァーナの活動を停止させることが出来るのだ。

「ゼロはおそらく1番にいる」

タイムが正常に時を刻んでいることを確認したエルザは、当然だとでも言うように1番にゼロがいると言った。

そんなエルザにジェラールは記憶が無いので分からず、何故かと問うた。
それに対して簡単に説明した。

「ナツは鼻が良いからな、ゼロの匂いが1番からしたんだろう」

滅竜魔法を使うドラゴンスレイヤー達は、総じて体の器官が鋭かったり強靱だったりする。
ナツやガジル、ラクサスも鼻が良く、耳も良く聞こえる。

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