ナンバーズ10 竜殺しを探せ!
「よっしゃあ!それがあれば快適だぜ!」
アストラルは皇の鍵の中に入ると遊馬は皇の鍵を首から外した。
「みんな!城の外に出てくれ!」
遊馬とアストラルが何か画期的な方法を思いついたのか、ひとまずマシュ達は騎士と一緒に城の外に出た。
遊馬は皇の鍵を空に向かって掲げた。
「行くぜ、『かっとび遊馬号』!起動!」
「「「かっとび遊馬号???」」」
マシュ達は何それ?と言わんばかりに首を大きく傾げると、皇の鍵が光り輝いて先端から金色の光線が空に向かって放たれた。
すると、光線を放った上空の空間が歪み出し、黒雲が広がった。
そして、歪んだ空間の中から現れたのは……巨大な飛行船だった。
しかし、普通の飛行船とはかなり異なり、船体が無数の大きな歯車が重なって作られ、そこからワイヤーのようなものでゴンドラが吊るされていた。
一体どんな物質で作られてどんな原理で動いているのか全く理解不能な飛行船だった。
「ゆ、遊馬君……あれは一体……?」
マシュが顔を引きつらせながら代表して尋ねると遊馬は得意げに答える。
「あれか?あれは皇の鍵に眠っている飛行船だ!」
それはアストラル世界で遊馬の父、九十九一馬が遊馬とアストラルの世界の命運をかけた戦いのために造った代物で異世界を渡ることができる。
思わぬ移動用の巨大船に遊馬はもしかしてサーヴァントなのか?とマシュ達は思わず思い込んでしまうのだった。
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