第16話『故郷の大決戦です!』
『ガールズ&パンツァー+ボーイズ&ゾルダース』
第16話『故郷の大決戦です!』
ふとした切っ掛けから………
『天竺女学院』と『ジョロキア男子高校』からなる『天竺ジョロキア機甲部隊』との試合は………
弘樹の故郷である、栃木県の山間にある田舎の村で行われる事となった。
弘樹と共に、村人達に熱烈な歓迎を受けた大洗機甲部隊は、村人達と宴会をしながら一夜を過ごし………
翌日、遂に………
天竺ジョロキア機甲部隊との会合を果たした。
インドとタイをモチーフとし、象まで駆り出してきた屈強な歩兵達と巡航戦車からなる機甲部隊に………
大洗機甲部隊は如何立ち向かうのか?
舩坂の故郷・練習試合の会場………
大洗機甲部隊のスタート地点………
大洗機甲部隊のスタート地点は森林の中となっており、大洗機甲部隊は狭い森の中の道を通って進軍していた。
「全部隊、視界が悪いので気を付けて下さい」
「各方向に気を配り、連携を密にするんだ」
先頭を進んでいるとらさん分隊に守られているあんこうチームのⅣ号のキューポラから上半身を出しているみほが喉頭マイクを押さえながらそう言い、最後尾に居るAEC 四輪駆動装甲指揮車の車内に煌人と共に居る迫信からもそう指示が飛ぶ。
「「「「「「「「「「了解っ!!」」」」」」」」」」
大洗機甲部隊の面々はそれに返事を返すと、歩兵達が各方向に視線を配る。
また、あんこうチーム以外の戦車からも、其々蛍、典子、エルヴィン、梓がキューポラから姿を現して、直接周囲に気を配る。
「…………」
と、そんな中………
あんこうチームを守るとらさん分隊の中で、弘樹が難しい顔をしていた。
「? 如何した、弘樹?」
「やはり、故郷の人達が見ていると思うと緊張するのですか?」
そんな弘樹の様子に気づいた地市と飛彗がそう声を掛ける。
現在、戦車道連盟と歩兵道連盟が特設した観客席で、弘樹の故郷の村人達は湯江達と共に観戦を行っている。
その為、流石の弘樹も緊張しているのかと推察した。
「いや、そうじゃない………ただ、如何にも妙な予感がしてな………」
しかし弘樹は、2人に向かってそう返した。
「妙な予感?」
「止めてくれよぉ。お前がそう言うこと言った時は大抵碌でも無い事ばかり起きたじゃないかぁ」
楓が首を傾げ、了平がコレまでの付き合いでの事を思い出してそう言う。
「そうなるかも知れないから警戒しろと言う事だ………!!」
と、その時!!
弘樹は何かに気付いた様に空を見上げる!!
見上げた空からは黒い点………
砲弾が自分達の方を目掛けて落ちて来ていた!!
「! 伏せろぉっ!!」
「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」
弘樹の言葉に、大洗機甲部隊は如何言う事かと考える前に身体が動く。
みほ達は慌てて車内へと引っ込むとハッチを閉めて、戦車を停止させる。
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