閑話「疾風女装する」
「そういえばさ~疾風って見れば見るほど女の子っぽいね」
「そう言えばそうだな」
食堂で俺は、ハルトマン、宮藤 シャーリー リーネと共に朝ごはんを食べていた。因みにエイラは夜間任務でサーニャと一緒に寝ている。
「そうですね。疾風さん髪も伸びてますから、ますます女の子に見えますよ」
宮藤に言われ俺は自分の後ろ髪を指で掴んだ。言われてみればこの世界に来てから髪を切っていない。今俺の髪の長さは腰まで伸びている。てか、髪伸びすぎだろう・・・・・
「ん~邪魔だから切ろうかな・・・・」
俺がそういうと・・・
「え・・・・なんかもったいない・・・」
「え?何がもったいないんだリーネ?」
「そうですよ疾風さん。せっかくきれいな髪をしてるんだから。少しはおしゃれしないと」
宮藤は言うが・・・・
「おいおい・・・宮藤、おしゃれって俺は男だぞ」
「でも疾風って女の子の服とかに合いそうだな。背も男にしては低いし。絶対女の子ものの服似合うって」
「そうだよ。せっかく髪伸びてるんだからさ・・・・・そうだ!いいのがあった。」
そういうとハルトマンは、食堂から出ていった。そしてしばらくすると何か持ってきた。
やばい・・・・なんか嫌な予感がする・・・・
俺は過去の経験からハルトマンが持ってきたものは相当やばいものだと感じた。
「ハルトマンさん?何を持ってきたんですか?」
宮藤の問いにハルトマンはふふんと上機嫌に笑った。
あの顔・・・・なんかよからぬことを企んでるな。
「じゃじゃーん!!」
するとハルトマンは持っていたものを広げた。・・・・・これは・・・・・
「‥・・・ハルトマン・・・・これって」
「メイド服だよ。絶対に疾風に似合うよ♪」
ーピキッ!!!-
俺は一瞬にして凍り付いた。あの時の悪夢が蘇る。
あの服だけは嫌だ!これは逃げないと・・・・
「さらb・・・・・!?」
「宮藤!シャーリー!!!捕まえて!」
俺は逃げようとするが、すぐにシャーリーと宮藤に両腕を掴まれた。
「シャーリー!?宮藤!?何をするんだ!!!」
「悪いな~疾風これもお前のメイド服を見るためだ」
「疾風さん絶対に似合いますよ?」
シャーリーはにやつきながら、宮藤は目をキラキラさせながら言う。そうだリーネは・・・・
「///////」
何か言ってくれ~
「じゃあ、そんじゃあ、レッツ・パーレイ!!」
「「オウ・イェーイ!!」」
「オウ・イェーイ!!っじゃねえよ!!!離せ!!離してくれ!!あの服だけはやだぁぁぁぁぁ!!!」
俺の悲鳴もむなしく俺はシャーリーと宮藤に引きずられた。
しばらくして疾風の悲鳴を聴きバルクホルン以外の隊員が集まった。
「今の悲鳴は疾風さんのね。リーネさん何があったの?」
「実は…」
そう言いリーネはミーナたちに説明した。
「ハルトマンが疾風にメイド服をか…」
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