ハーメルン
虹に導きを
めでたしめでたし


 その原因は何だろうか? ジェイルの推理が正しければゆりかごによってベルカを崩壊させ、その後でゆりかごを討伐する事で管理局は生まれた。疲弊した土台に救世主が出現する事で次元世界を一瞬でまとめ上げた、とも取れる。つまりゆりかごが存在しなくなった結果、ベルカを素早く滅ぼせず、裏に居る何者かの暗躍をゆりかごの自動起動で察させてしまった為に探り、戦う機会を与えてしまったのだろうか?

「そしてその結果、共倒れして後退された文明が残って……って線が濃厚っすね。オイラが見た感じ、科学の発達ではこの世界とどっこいか、或いはそれ未満で魔法技術も結構遅れている感じっす。次元移動の方は突然な発掘をするか、それを編み出すまで数百年って規模っすかねぇ」

 まぁ、元々管理局時代に存在した次元移動の法は()()()()()()()()()()()()()()()()であり、ベルカやミッドチルダで開発されたものではないのだ。それにつながる過去へのエヴィデンスが消え去ったとなったら……次元の壁を超える方法が遺失してもおかしくはない。

「となると旦那だけがこの広い次元世界でそれを伝える事の出来る人間になるっすね。……遺失の魔法を覚える謎のスーツのイケメン……これ、地味にかっこよくないっすか!?」

[9]前 [1]次 最初 最後 [5]目次 [3]栞
現在:2/6

[6]トップ/[8]マイページ
小説検索/ランキング
利用規約/FAQ/運営情報
取扱説明書/プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク
携帯アクセス解析