ハーメルン
This work end エルフ課長のさいなん
トリ系女子!跳びたて、オオワシパパ!

戻る意識…

煙に巻かれたコクピットにおれは居た

エンジン停止!エンジン停止!

失速している、スロットルを上げろ!

くそっ、コパイロットの意識がありません!

翼部を失い。

回転する機体

「脱出しろ!」
STLL(ストール)STLL(ストール)

複座席の相棒を置いてか?


目の前に迫った崖

ダメだ!落ちる!







アナタ、アナタ。



「起きてください!」


「はっ!?」

「水をどうぞ」

「すまない」

「またあの夢を見ていたんですか?」

ああ、あの時の翼のあった頃の夢だ

俺の翼は動かない


翼を手に入れたはずなのに。


あの日…子供たちは心配そうに怯え、私の目を見ていた…

「父さん…どうしよう。おれ…」

「パパ」

「お父さん…」

あの日、深夜に携帯にたたき起こされ、連絡メールを見て自身の変化に

寝室に現れた娘たち(天使)

ああ、気がつかされたんだ…


「大丈夫だ…!」

「あのさ、お父さん」

「ああ」

大事な

「明日休み?」

「馬鹿たれ!」

あの状況で言ってのけたあのバカ娘思い浮かべるのはいつも。

あの子だけは…ほんと―…っに


「しかしなあ、ハクロくん!義兄として言わせてもらう!いわせてもらうぞお!ひっく!」

「妹を泣かせるようなことは!ゆるさんぞ!子供たちもだ!」

だけどあの『ばか』は 泣きをみたほうがいいがな!

胃をキリキリと痛めているのは重々承知して居ります……
「いつもご迷惑を…」

最近どこも品切れになっている胃薬を渡すと尻尾を振っていたハヤシのお義兄さん

「あ――… 平和ってなんだあ?異変前のほうがへいわだったぞお?
        地面もまわってるし!またやつのしわざあああ……?」

さすがに十杯でお義兄さんもばたん。と倒れた

「お義兄さん!」

気持ちよさそうに眠っている。背負って行くのは翼で塞がっているので横抱きだ

お姫様抱っこともいう


居酒屋で焼酎を頼むと『濃い!』
というので焼酎を水を足し足し薄めに薄めたアルコールにお義兄さんは
「なんだか、いつもより濃いなあ、うまい!うまい…」と舌を巻いていたが…
途中からべろんべろんで
聞いた話では小柄ながら精力的に住民調査や手助けを行っていて

常に街を見てきた自負もあり責任感、無遠慮さ傍若無人っぷりは他の追随を許さないし。


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