13 優秀なナレーションは先の先を読んでやる
「お前は何で俺の状況ではなく、全く役に立たないナレーターを信じているんだ!通っても良いと言ってるだろ!」
「俺はどうあっても先に行く!そこをどけ!」
「人の話を聞け!早く行け!」
『男はそのままルルーシュに襲いかかった。しかし、そこに』
「お呼びじゃないのよ」
「へっ?ギャーーーー!?」
『何処からか飛んできた砲撃が降ってきて、男は吹き飛ばされてしまった』
「ちょっと!?本当に降ってきたんだけど!?死んでないわよね!?」
『どうやら、カレンはギャグパートで人は死なないという真理を知らないようである』
「知るわけないでしょ!そして、何でこのナレーションは外野にまで口を出してるのよ!」
「というか、お前はやり過ぎだ!俺まで危なかったじゃないか!」
『余談ですが、これは私の仕掛けたものではありません』
「「え?」」
「ブサイクがルルーシュに近づくのは許さないわ。私と、この」
颯爽と立つニーナの隣にそびえ立つ巨大な大砲
「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲が」
「「何だ、それは!?」」
『あれはネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲ですね。完成度高いな、おい』
「その無駄に長い名前は何だ!?そして、形状が完全に学園にあってはならない形をしているんだが!?」
それらの声を聞きながら、ニーナは悔しそうに語る。
「残念ながら、まだフレイヤは完成していなくて……」
「おい、馬鹿やめろ!絶対にまだ出てきちゃいけない兵器をこんなくだらんことで出そうとするな!」
『はい、ではそこまでです。時間がきましたのでデートは終了です。ニーナ選手が男らしくルルーシュを庇う様はルルーシュポイントが高そうですね』
「ルルーシュポイントって何だ!?」
「どの辺が!?今の有様でどの辺がポイントが高そうに感じたの!?」
『では、次はカレン選手の出番です。男らしさを出してルルーシュを守ってあげて下さいね』
「私、女何だけど!?」
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