新たな任務(無理ゲー)
「お待ちしておりましたわよ一夏さん?」ニコッ
やあ、みんな大好き一夏だ(自意識過剰)。見ての通りだが俺は今まさにSYU★RA★BA、に襲われている。こういうのには強くないんだよ俺…。
「や、やあセシリア。どうしたんだ、こんなところで?」
「あら?お昼休みに昼食を取りに来ることがおかしいですか?」ニコッ
あー…すごい屈託のない笑顔なんだけど、それが余計にコワイ。
「ちょっとアンタ誰よ?私は今親友との旧交を温めようとしてるんだから!」
「わたくしのことをご存じない?イギリス代表候補生、セシリア・オルコットですわ!旧交を温めるだけでしたら、わたくしが相席しても何の問題もありませんわよね?」
鈴さん…火に油を注がないでください。いや、そういう料理してるの見たことあるよ?でも今はその時じゃないだろう…はあ、胃が痛い。
「あ、私他の国の候補生の事気にしないのよね。技術系はチェックするんだけど、パイロットにはあんまり興味が無くて…」
鈴さぁん!?
「なっ…なっ!?」プルプル
「はあ…ほら、もう行くぞ。大人数で食った方が飯はうまい」
これで収まって?
「まあ、一夏がそういうのなら…」
「興味が…無い〜ですって…フフフ…」
セシリア〜帰ってこ〜い。
その後は多少いざこざはあったが普通に話をしながら飯を食った。セシリアと鈴は、性格は違いながらも、意気投合したらしい。1回目ではそこまでではなかったと思うけど何故だ?(あなたが鈴さん振ったから恋敵では無くなったからですby作者)
うっせぇ作者メタいわ。
◇
「ふう〜、部屋の掃除でもするか」
放課後、いつも通り訓練を終えた俺は部屋へ戻った。
「えっと…ああ此処結構ホコリ溜まってるな。あ、此処もだ。掃除機…は借りれないよなぁ。雑巾で我慢するか。いや…姉さんの部屋に行くか。突撃隣のゴミ屋敷ってな」
そう思い部屋を出ようとした時、部屋の扉をノックする音が聞こえた。
「一夏〜いる?」
どうやらこの部屋初のお客様は鈴らしい。
「鈴か。鍵は空いてるから入っていいぞ」
「お邪魔しま〜す。結構綺麗じゃないこの部屋。本当に倉庫だったの?」
おいおい鈴よ。誰が掃除したと思ってるんだい?
「ああ、でもそこまで大変ではなかったしな。あ、鈴来てもらったのに悪いんだが10分…いや15分ほど待ってもらっていいか?」
「あ、なんか用事あった?悪いわね…」
用事…いや、家族会議だ。
「いや、ちょっと家族会議だ」
「ああ…(千冬さん…安らかに…)」
「あの棚に俺の私物の漫画やら小説やら色々あるからくつろいどいてくれ」
「りょうか〜い。あ、これ借りるわね。アニメ見たけど面白かったし。あ、3期決定おめでとう」
お前もアニメ見るんかい。簪の特権かと思ってたわ。
「んじゃ、ちょっと行ってくるわ」
「行ってらっしゃ〜い」
〜数分後〜
「なんじゃァァァァァァァ!!!!!!!この部屋はァァァァァァァ!!!!!!!」
「い、一夏、落ち着け!」
「アンタは当分酒買う小遣いは抜くからなぁ!わかったらとっとと掃除しやがれ!」
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