ハーメルン
それぞれのおしごと! ~りゅうおうのおしごと! 連作短編集~
りゅうおうのやくそく! 中編
テーブルの上で、スマホが振動している。誰かから電話がかかってきたようだ。
画面を見ると「
男鹿
(
おが
)
さん」の文字。
きっと連盟からの連絡だろう。振動が収まる気配がないところを見ると、どうも急ぎの用件っぽい。
でも、スマホの持ち主は将棋の研究に没頭していて、それにまったく気づいていない様子だ。
見慣れた光景に、思わず苦笑してしまう。
彼は、将棋のことを深く考えているときは周りの物音が一切聞こえなくなってしまう。私もプロ棋士のはしくれだから同じような経験はあるけれど、彼の集中力はちょっと別格。だって彼は、
史
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上
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最
(
・
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年
(
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少
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で
(
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竜
(
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王
(
・
)
に
(
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登
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り
(
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詰
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め
(
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た
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棋
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・
)
士
(
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)
な
(
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の
(
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だ
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か
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ら
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)
。
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