ハーメルン
私が希望ヶ峰学園から出られないのはモノクマが悪い!
ようこそ絶望学園(前編)

喪女(もじょ、もおんな)は、ネット用語のうちの1つであり、要するにもてない女性のことを指す。
とりあえずの定義としては、男性との交際経験が皆無であり、周りからモテないと認められた女性というものらしい。

―――非常に屈辱だ…。

自分がそのジャンルにおいては“超高校級”なんて…。

なぜ、こんなことになったというと、全ては3ヶ月前に受けたあのテストから始まる。
放課後、ある教室に呼ばれた私は、なぜか「性格診断テスト」なるものを受ける羽目になった。その場には、クラスメートの姿はなかった。
このテストを受けるのは、私のクラスでは、私だけであった。理由は知らない。
先生に聞いても理由は教えてくれなかった。
ただ、少し気になったのは、私以外の生徒達だ。まず、全員が女子であること。
そして、顔見知りがいないので、あくまで私見なのだが、なんとなく“モテない”
そんなオーラをもった子達だった。
私も含めそんな人達のみで集まったその教室の雰囲気はこの上なく重く、暗かったことを鮮明に覚えている。
テストの内容は、交友関係・趣味・好きな動物などありきたりなものであった。
時間も30分ほど終了し、私は、まっすぐ帰宅した。

だが、テストはそれだけでは終わらなかった。
3日後、私はまたテストを受ける羽目になった。
しかも、平日に授業免除でだ。その時は、正直、授業をサボれてウキウキしていた。
遠足気分で、向かった他校の教室にいたのはやはり、女子だけだった。
その制服から、県内の各高校から集められたと推測できる。
そして、やはりあのオーラを感じた。その…“モテない”というあの残念なオーラを。
今度の性格診断テストは、かなりマニアックなもので占められていた。ゲーム・アニメの
内容の記述。好きな男性に関しての作文など。時間は2時間くらいかな。

「昨今の女子学生の意識調査です。アンケートみたいなものなので好きに書いてください」

イケメン試験官の爽やかな笑顔に触発された私は、オタ知識の全てを発揮し、答案を埋めていった。どうせ、ただのアンケートだとタカを括りながら。

だが、テストは終わらなかった。
一週間後、校門で私を待っていたのは、黒塗りのリムジン。
それに乗せられて私が向かった先は、東京都庁だった。
その中の一室に足を踏み入れた私は、正直、うッ…!と呻いた。

あのオーラだ…!

その教室にいたのは、やはり女子だけだった。後の席に座ることになったので
テストが始まるまで暇なので数を数えてみると私を入れて47人いた。
彼女達から発せられる強烈な“モテない”オーラ。
正直、このまま教室に鍵をかけて永久に開けないほうがいいんじゃね?と思うほどの。
(もちろん、私を除いての話ではあるが)
傾向を見ると、その大半が強烈なほどの残念な外見であり、一発で彼氏はいないと判断できた。
(もちろん、私を除く)
その中で、まともというか、一般的にはキレイに属する子がちょうど私の隣に座っていたので、ちょっと挨拶してみた。

「きひひひ…」

ああ…性格が残念なのか。

敢えて言えば、それがもう一つの傾向らしい。

そんな異常空間の中で、最終テストが開始された。
問題用紙を見て私は絶句した。

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