第18話 黒の二刀流 光の双星【ボス戦Part2】
「クライン!スイッチ!」
「お、おう!頼んだぞ!キリト、ルシハ!」
「アルゴたちは俺達が攻撃を受け止めているあいだに攻撃を頼む!」
「「「わかった!」」」
相手の大剣を俺とキリトで受け止め、アスナ、ハヅキ、アルゴが一気に攻撃をする。
が、相手はひるむことなくアスナ達に大剣を振り下ろそうとした。
「させるかぁ!!」
スキル:絶界の双星剣・改
ソードスキル:ダブルサーキュラー
2連撃を相手に叩き込み、相手の動きを少しだけ止まらせて、そのうちにキリトがなんとか3人を守ってくれた。
「キリト、ちょっとこっち来い!」
「……?」
ボスを1度相手に任せ、その間に俺とキリトは後ろに下がった。
「なんだ?話しならあとでも……
「何を迷ってるんだよ」
「……っ!」
「お前はあのスキルを持ってる、それなのになんで使わないんだ?」
「……それは──
「キリト!今は昔のことなんか考えるな!今いる仲間のことを考えろ!……俺から言えるのはそれだけだ。早く戦闘に戻るぞ」
「……わかった」
────
「アスナ!ハヅキ!大丈夫か!?」
「私たちなら大丈夫!」
「長時間は持たないゾ、なにか手があるのか?」
「キリトと俺があいつに蹴りをつける」
「でも……私たちだけでも無理だったのにそんなこと出来るの?」
「やるしかないだろ、こいつらを倒すには」
アスナ、アルゴ、ハヅキ、クラインにボスの攻撃を止めてもらい、俺はボスに攻撃を与え続けた。
その間にキリトがスキルの欄を探っていた。
「さ、流石にもう限界だ……!」
「キリト君!」
「ルシハ…!!」
3人が限界を迎えようとしていたその時。
「みんな!スイッチ!」
キリトの声とともに3人が相手の大剣を弾いた。
────
キリト目線
ルシハに言われた言葉、そして、ルシハが迷宮区で放った言葉。
それは俺も、同じことが言えた。
月夜の黒猫を全滅させたり、希望を捨てたプレイヤーを見殺しにした。
だからこそ、彼女に言われた言葉、ルシハに、ルナに与えられた希望を……
「俺は無駄にしない!!」
グリームアイズの大剣を片手剣《エリュシデータ》で受け止めているうちに背中にもう1つの片手剣を出現させ、スキルを発動させた。
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