ハーメルン
今日も元気にメゼポルタ広場からお届けします。【完結】
魚釣り(うおつり)パニック
【挿絵表示】
脇腹を貫通したブレスは勢いを殺され、ハナまでは届かない。
ベナトールは脇腹をやられたぐらいではビクともしないが、例え心臓を貫通したとしても、避けるつもりはなかった。
彼女が高台に上がったのを確認すると、ごろりと横に転がりつつ、回復する。
高台ならもうブレスが届かないからである。
誘うように頭付近をうろうろし、ブレスの時に最大溜め、あるいは【縦3】と言われる3連続の縦振りをお見舞いする。
【挿絵表示】
その内相手は気絶したが、一度や二度の気絶ぐらいで参るような【モンスター】じゃない。
「がんばれ!!」
ハナは高台で、定期的に湧く【ランゴスタ】一匹を「えいっえいっ」と勇敢にも(笑)切り付けながら、ベナトールを応援している。 特に危なげ無く討伐したベナトールは、【ガノトトス】の腹を裂いて言った。
「おぉハナ、丁度【サシミウオ】を食ってるようだぞ。どうだ取って帰るか?」
「やだ! そんなの食べられるわけないでしよぉ」
「なぜだ? 胃に入れば同じだろうが」
「ベナとはちがうのっ!!」
相変わらず嚙み合わない二人であった。
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