ハーメルン
異世界に転移したらユグドラシルだった件
#13 今後


「んなアホな。はっまさかシエル……?」

「心外です!私は何もしていません!」

 プク顔でシエルが言い返す。モモンガはそんなシエルの可愛らしさに身悶えしたくなる。
 シエルの声が大きかったためか、リムルがまた頭を抱えて蹲った。

「ちゃんと反省してください」

「くぅぅ、は、反省します…………しました。どうか痛みを和らげて下さいぃ」

 情けない声で幼女に懇願する魔王。威厳もへったくれもない。そんなリムルにモモンガは呆れながらも、助け船を出してやる事にする。

「まあ、リムルもこう言ってることだし、そろそろ許してあげてもいいんじゃないかな」

 モモンガの言葉に、同じく呆れていたシエルはわかりました、と呟き、額をリムルの額にくっ付ける。
 すると、リムルが安堵した表情に変わった。頭痛は和らいだようだ。

「いやー、助かったよ、モモンガ君」

 リムルが苦笑いしながら礼を述べる。先程までのへべれけっぷりが嘘のように、すっかり元気になっている。本当にコイツは魔王なんだろうか、とモモンガはついジト目で見てしまう。

「ん?どうかしたか?」

「いや、何も……」

 今の情けないやり取りを見て、相談する事に不安を覚えたとは言えない。

(うーん……やっぱり他の誰かに相談した方がいいかな?)

 モモンガがそんなことを考えていると、客室の戸が開いた。

「おはようございます。早いですね」

「あ、たっちさん。おはようございます」

「いよっす。まだ夜更けだ。もっとゆっくり寝ててもいいんだぞ?」

「や、なんだか目が冴えてしまって」

「俺もいつもの癖で……」

「そうか?ならまあいいか」

 リムルは折角だから何か作ってやると言い出し、四人は食堂へと向かった。

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