ハーメルン
ラブライブ!サンシャイン!! 黒澤家長男の日常
レンタル彼氏ってなあに


「もっと食べて?」

さらに笑顔で箸を差し出してくる千歌…その笑顔の口元にソースが付いてるのがえらく気になってしまう。

「待て千歌。少しじっとしてろ」

そう言って手ぬぐいで汚れた千歌の口元を拭う。我ながら末っ子妹パワーには抗えないな。思わず手が出ちゃったよ

「えへへありがと」

その腑抜けたようなにっこり笑顔をみると手ぬぐいを出した価値があるなと思「銀くん食べカスが落ちてるよ?」

そう言いながらこちらに寄ってきた梨子はワイシャツの上の食べかすをつまんで…その奥の皮膚もつまんで痛い。皮膚が引きちぎれそうなんだが…ってつねってないか?俺の皮膚がゴミだと言うの?さすがにそれは泣きたいわ

「あ、銀ちゃんこっちにも落ちてる」

ズボンの上から曜が親切に取ってくれる…食べカスを皮膚ごとひねりを加えてね




そして俺のたべカスを取ってくれた優しい2人は同時に耳元によると


「「私も次レンタルするから!」」

そう言った。なるほど…千歌に(レンタルの)先を越されてイライラしてたのか。この2人の対応を見ると意外とレンタル彼氏っていうのは女子には広まってたのかもしれない。でも見知らぬ人をレンタルするのは気が引けるから身近な人の方がいいと。

善子も言ってたけどこの元女子高じゃあ男子なんて俺1人しかいないからなぁ…分身するわけにはいかないし。中学時代の知り合いを紹介するとか?いやでもあいつは…



それから千歌にずっとあーんをされ昼食を終えた。2人の視線は痛かったけど…実に長い昼休みだった

────

刺すような視線が終わると思ったら大間違いである。これより午後の授業を終え放課後の練習タイムに突入する。………なるほど死の行軍かな?


「ねえねえ銀くんちかの汗拭いて?」


今日だけはこのお願いも断ることが出来ないのでため息をつきつつも拭いてあげるけど視線が痛い。ガン見されてるし…休憩中なんだからもっと景色とか見て黄昏ててもいいのになんでこっち見るの?



「ちかっちとシーちゃんの距離感まるでGirlfriendね?」

「うん千歌満面の笑みだし」

「“姉”として銀に彼女が出来たという話は聞いていませんが!?」


「マルはあれちょっとだけ羨ましいずら…」

「ちょっとここ負のオーラが溜まりすぎてない?この堕天使ですら吐きそうなんですけど!」

「お兄ちゃん…」


((次は私たちの番だからここはただひたすら耐えるのみ!))


「えへへありがと銀くん。よーしみんな休憩終わり!練習頑張ろー!」


「千歌さんその前にお話がございます」

「ワタシもちょっと話したいことがあるの」

「奇遇だね鞠莉私もだよ」


千歌…こちらに目線を送られても困る。ルビィに捕らわれている今そちらに助け舟を出すことが出来ない。

「お兄ちゃんは千歌ちゃんと付き合ってるの?」

そんな潤んだ目で見られたらお兄ちゃん全部洗いざらい話しちゃうんだけど?

「善子ちゃんに借りた小説に書いてた幼馴染キャラ敗北の法則はどこへいったずらか?」

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