ハーメルン
ラブライブ!サンシャイン!! 黒澤家長男の日常
小原鞠莉は言われたい

津島善子の日誌


「疲れた〜魔力を回復しなくちゃ…もっとこっちに来て…ヨハネをぎゅっっとしなさい?」


…クールな堕天使は下界の人間なんかにほだされたりしない!こんなこと絶対に言わないんだから!




────

待ってたわよヴォイスレコーダー!


一日千秋の思いでこのレコーダーを待ちわびた。ついにあの計画を実行する時が来たようね…


【シーちゃんの好き好きボイスで安眠しよう計画】





いつもいつもソルト対応のシーちゃんに絶対好きって言わせてみせるんだから!




……


ある夕暮れ時


「シーちゃんマリーのこと好き?」

「あーうんすきすき」

動画を編集しながらの言葉はやっぱり塩対応…これじゃあちょっと薄すぎかも。もっと力の篭もったLOVEが欲しいのに

「じゃあ好きな食べ物は?」

こうして足掻いて何としても心のこもった好きとマリーの名前を言ってもらわなくてはならない。

「?今日はやけに変なことを聞くんだな。“鞠莉ねぇ”には前にも言ったと思うけど“好き”な食べ物は“姉ちゃん”の肉じゃがだって」

そう…私はそれが欲しかったの。Pocketの中のレコーダーを弄り欲しい部分だけを抽出する。ちゃんと出来たかなと耳にレコーダーを当てて早速試してみる

«鞠莉ねぇ 好き»

oh…ヘブンな心地良さ…これが幸せなのね


その余韻に浸りながらまた少しレコーダーを弄ってみる。こうしてこうしてこう!

«好き 姉ちゃん»

…これはスケープゴートに使えそうだから取っておこうっと



「ジョークジョーク!じゃあ…マリーとmarryしてくれない?」

「いやいや発音良く“結婚して”とか言ってもダメだろ…あんまり冗談ばかり言ってるとまーた姉ちゃんに怒られるぞ」

ため息をつきながらそういうシーちゃん…でも欲しいものはゲットできた。シーちゃんが音のチェックをしている今がチャンス!音量をもう少し大きくして…

«鞠莉ねぇ 結婚して»

♡♡♡♡♡幸せだわ…これならいくらでも結婚しちゃう!」

「何を訳の分からないことを言ってますの?」

「げっ…ダイヤ」

お固いお堅い生徒会長様に見つかってしまったわ…brotherコンプレックスのダイヤにこんなことしてるのバレたらどうなるか…わかるよね?そうdeadよ。あまり表には出さないようにはしてるけど隠しきれてないシーちゃんへの愛が長い付き合いの私には分かる。もちろんあの果南もね


「げっ…とはなんです?なにかやましいことでもありますの鞠莉さん?」

咄嗟に隠そうとレコーダーごとPocketに手を突っ込んでしまい“何か”のボタンを押してしまった。でもさっき私が押したボタンって確か…

«鞠莉ねぇ 好き»

「私も!」

「へ?」

「え?」


…なんということでしょう。匠の手によってこの部屋の空気がいきなり物凄いことに…


「私の前で大胆な告白ですわね…銀」

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