ハーメルン
ラブライブ!サンシャイン!! 黒澤家長男の日常
鹿角聖良は近づきたい

鹿角理亞の日誌

姉様は銀が来るって分かると部屋を片付けたり、髪を少しいじってみたり、可愛い部屋着に着替えたりする。
あと下…おっとこれ以上はいけない

「姉様は銀を弟みたいに可愛がってる…姉様を幸せにするにはもう私が銀と結婚するしかない!姉様のためなら仕方ない…仕方ないなぁ〜」ニヘラ

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基礎トレーニングを一通りこなした私たちは自宅へ帰ってきました。そろそろ夕飯時でお腹もすいていた頃です


「銀は今日の夕飯はどうするんですか?」

そこはかとなく自然に聞き出します。これも全てあの作戦のためです。もはやこの作戦のためにトレーニングを頑張ったと言っても過言ではありません

「そういやそうだった。コンビニで適当に買ってくるよ」

銀は足早に出ていこうとしますが引き止めます。いつもそうです。私たちに迷惑をかけないように大抵携帯できる簡易的な食事で済ませています


「ま、待ってください。その…うちで食べませんか?」

だからこそ私は今世紀最大の勇気を振り絞りこの言葉を発しました。心臓が跳ね回っているのが自分でも分かります

「いいのか?泊まる場所まで貸してもらってるのにホントに悪いな。ありがたくご相伴にあずかるよ聖良」

私は心の中でガッツポーズをします。これこそ私の狙っていたこと男の子を射止めるならまず胃袋から!兵法の基本です。そしてゆくゆくには私たちのマネージャーとして将来サポートして貰うと言う夢が…


そのためには彼に私たちが“魅力的である“とアピールしなければなりません。お、男の人に料理を振る舞うのは初めてです。えっと…いつも理亞に作っているみたいにすればいいんですよね。な、何も緊張する必要はないはずです


エプロンを腰に巻き、炊飯器のスイッチを入れます。炊きあがりまでの約50分で全ての料理を仕上げるというのが私のモットーです。

今日のメニューは

ささみの和風サラダ

ほうれん草の胡麻和え

味噌汁


そして肉じゃがです。この料理を選んだことに他意はありません。銀がダイヤさんの肉じゃがが好きということを言っていたとしても全くの無関係です。


じゃがいも、肉、玉ねぎ、にんじんを切り、先に炒めます。

ほうれん草をお湯に入れ、その間に昆布で出汁を引いておきます。炒めておいた4つにさっと茹でたしらたきを加え
た後出汁を入れ沸騰するまで待ちます。待つ間にほうれん草を取り出し食べやすい大きさに切っておきます。浸透圧の関係で和えるのは食べる前です。鍋の水を取り替え味噌汁の用意もしておきます



いつもと違う感覚に私の手は幾度となく止まってしまいます。動きが多いせいか心臓もものすごいスピードで動いています。味噌をといていた時やお皿を洗っていた時などは特にです。全く一体何を想像しているのでしょうか私は




ふと彼の方を見ます。理亞と2人でテレビを見ているようですが…いかんせん距離が近いです。あの距離感はまるで恋人ではないですか。銀は理亞を“妹”みたいに可愛がっていますから大丈夫だとは思うのですが…理亞ったら初めの頃なんて用が済んだらさっさと出てって!なんて言っていたのに…人というのはこれほどまでに変わるものなのでしょうか

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