EP.34[欲望の真実]
ホメオスタシスの地下研究施設、その開発室にて。
「できた!」
陽子は、背もたれに身を預けながら大きく嘆息した。
彼女が作っていたのは、リボルブの切り札。アクイラを止める事ができるほどの、強大な力。
「最初からこの形にすれば良かったんだね。これならきっと、アクイラにも通用するはず……」
完成したそれを両手で握って、陽子は目を細める。
「信じてるからね、鷹弘。翔くんも……必ずいつものままで帰って来るって」
翔と鷹弘、二人の仮面ライダーが争う事がないように。
そんな願いを込め、彼女は手に持ったそれを送りに向かう。
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