十六頁
意識を切り替える為に、まるでスイッチを切り替える様に。
そんな髑髏の赤い眼光は部屋の扉、その両脇に立つ人形に向けられる。
「準備はいいか指揮官。私は出来てる」
《ン、そうか》
少女らしさは置いて、戦士の相を見せるM16A1に首を縦に振り死銃は自身の武装を確認する。
先日の様なKSGショットガンとトカレフTT-33ではなく、メインにAK-12を装備し、サブにいつも通り銀色のFive-seveNを装備する。
そんな有り様は前回のような事はもうありえないと言わんばかりのものであり、それは命を奪う者らしい有り様だ。
《────ン、Sterben。雀蜂とAegisツーマンセルを六用意して待機。そして、Manticoreの起動用意。こちらからの連絡があるまでDinergate以外待機。オーバー》
『スペードJack。了解。オーバー』
人形らへと指示を飛ばしてから、働き蟻らとM16を従えて死銃は部屋を後にする。
もうすぐ始まる。
油断なく、確実に狩る。
死銃は、鴎は、その髑髏の下で嗤った。
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