二十頁
『私たちは聖剣を扱える因子が足りなかった。けど―――』
『皆が集まれば、きっと大丈夫―――』
『聖剣を受け入れるんだ―――』
『怖くなんてない―――』
『たとえ、神がいなくても―――』
『神が見ていなくても―――』
『僕たちの心はいつだって―――』
「―――ひとつだ」
因子の中身である彼らの魂が天へとのぼり、一つの大きな光となって木場祐斗のもとへと降り、光が木場祐斗を包み込んだ。
知っているこの先を。
知っているこの感覚を。
《おめでとう。心の底から歓迎する、ようこそこちら側へ――――魔剣使い》
《だが、てめぇじゃあオレには勝てない。聖魔剣か、すごいなかっこいいな、で?》
だからどうした。
────死面はその手に奇妙な銃剣銃を握りながら、けらけらと嗤った。
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