怒りの日 後編
俺事笹川浩二は此のハルケギニアの世界地図・・そう旧エウロパ帝国と言う此の世界でのローマ帝国の様な存在が支配していたであろう領域が描かれた地図を見た
そう此の地図に記載している地域の名前は所々ではあるが我々の以前いた世界に存在する国の名前の古称で有る事が多い
そして何より嘗てだが此の世界にはソ連と言う国が存在して居た事に対して俺は非情に嬉しかったが今現在その国は存在しない事に落ち込んだりもした
さて話を戻すが彼のえエウロパ帝国は最終的に何が原因で滅びたのだろうかと考えているのだやはり地方と中央との格差や差別的な事を発端とする内戦でも起こしてそして次第に地方の独立国化が進み最終的にエウロパ帝国が消えたのだろう
そう此の世界には一応の事人間種の他に亜人種として「エルフ、ドワーフ、ゴブリン、オーク等」が存在しており・・まあ色んな人種をエウロパ帝国と言う一つの屋根の下で暮らすと言う事が上手く行かなかったと言う事だろうか
そして此の世界でのフランス民主主義人民共和国とイベリア半島に相当をする地域を支配をするガリア王国から来た王族のシャルロット・グレナダさんそして其の人は俺や兄弟の様に日本と言う島国の記憶を持つ存在で
だが残念かな兄弟や秀平さんの前世の時間軸と同じ様な世界線の日本から来た小山瑞枝さん・・だからこそ俺自身の前世での日本民主主義人民共和国連邦の世界から来た人間は存在しないかなあ
・・さて以前兄弟に「其の日本民主主義人民共和国連邦と言う国を兄弟あんたは如何思うよ?」と尋ねたら兄弟は「・・そうか浩二の世界での第二次世界大戦後はあのソ連とラーテ共和国と言う赤いナチス・ドイツの支配下に置かれた国か
・・其れで其の赤い日本では俺や秀平さん等の様に赤色テロを起こすような集団そう白色のテロを起こす集団は存在して居たのか」と言う風に少し哀れんだ口ぶりで述べてきやがったのだ
まあ確かに兄弟からしてみれば兄弟の世界線でのソ連や赤くないナチス・ドイツは糞みたいな存在だったのかも知れないが・・だが俺が生きていたあのソ連やレーテ共和国は少なくとも国内で餓死者と言う物を出さない国だし
其れに欧州や日本等が社会主義体制又は人民民主主義体制をしていたからこそ俺の前世での生まれである1989年7月21日の段階に海底に人工都市を築くと言う計画が実現で来ていて
そして俺自身が生まれる9年前の1980年6月21日の段階で日本初と成る海底都市須佐能特別地区への希望者が12万5千9百人も居た程だ・・まあ実際に割り当てられていた人口が8千人しか入れない事を考えれば如何に倍率が高いかが判るのだ
・・だからこそ俺はその様な「人工島に浮かぶ都市とか海底都市そしてスペースコロニー」と言う様なものに対して並々ならぬ思いが存在して居るのだ
・・さて俺が今現在ガリア王家の王族でそして王族の中でダントツに影響力と経済力を持つ公爵系や大公家を持つ「グレナダ大公家」である
そうグレナダと言えば第二次世界大戦の際に「1941年7月21日から1944年1月28日まで行われたカリブ戦役でのキューバ解放戦争と同等の激戦区」としられるグレナダ島と同じ名前だ
そう此のカリブ戦役は「北アメリカそして欧州のカリブ海植民地統治軍の連合国軍対南アメリカ、アルゼンチン、日本、ラーテ、イタリア枢軸国軍」による第二次世界大戦の激戦区域だった
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