次の日
9時頃、スネークはマザーベースと面々と情報交換していた。
マザーベースでは、ずっとスネークを捜索していたことや、ピィークォドがPTSDを発症した事。
スネークはファータ・グランデと呼ばれる空域にいて、空を飛ぶ艇がある世界にいる事や自分とピィークォドのヘリを落とした物はティアマトて呼ばれる星晶獣で助けを求めている事、俺たちの世界の何者かが、こちらの世界で悪さをしていること。
そして‥
しばらく帰れない事。
「スネーク。」
「カズか。俺の為に倒れたと聞いたぞ。もう大丈夫なのか?」
「もう大丈夫だ。それに今は点滴に繋がれてるし、車椅子生活だ。」
「俺がいない間が心配だ。」
誰かいないのか‥頼れるとしたら‥FOXか。
いや‥ 無理だな。
‥!いた!二人いたぞ!信用できるやつが!
「カズ!オセロットとevaだ!奴等にコンタクトを取れ!」
「オセロットとeva?まあいいだろう。スネークが、そこまで言うんだ。なんとかコンタクトを取ろう。」
「それにしてもスネーク。装備はどうなんだ?」
「ああ、今はハンドガンが5発。アサルトライフルが20発、新しく手に入れたモシン・ナガンが1発だ。」
「ふむ、そっちの世界でモシン・ナガンが手に入るとは思わなかったがな。なるほど。ちょっと待ってくれ‥」と無線から少し離れる。
微かにコソコソ声が聞こえる。
‥おい。ダンボール輸送できるか?
‥いや?分かりません。なんせ世界が‥
‥そんな事言ってる場合か。今度こそボス死ぬぞ。
‥分かりました。
コソコソ言ってるな。流石に無理なんじゃ?
‥おい、本当にできるんだな?本当だな?よし。
「‥‥ああ!またせたな。できるそうだ。で?ハンドガンがM1911A1、アサルトライフルがM16、ライフルがモシン・ナガンで合ってるな?」
「ああ。それにしても本当か?で、いつくらいに来る?」
「‥‥2分でくる。」
ヒュー!ボスン!
ハンドガンがマガジン6つで53発、アサルトライフルがマガジン3つで110発、ライフルが合計45発になった。
「とりあえずだ、スネーク。これから物資に困ったらいつでも通信を入れてくれ。すぐにダンボール輸送をする。」
「ああ、頼んだ。いくら現地調達といってもこの世界にある銃はフリントロック式だからな。」
「そうか。流石にあんたでも無理だろうな。まあ良い。とりあえずあんたが無事で良かった。カズ、アウト。」
通信が切れ、俺は再び立ち上がった。
そろそろグラン達も旅立つかもしれないな。
行くか。
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