指揮官「おっぱいは正義。異論は認めない」AR-15「指揮官、死ぬ?」
いやー、今日も素晴らしい天気だ!
雲一つ無い青空、降り注ぐ太陽の光!
最高の気分だぜ!
そう思わないか、わーちゃん?
「思わないわよ!だから、胸を揉むなって言ってんでしょうが‼︎あと、わーちゃんって言うな!」
目にも止まらぬ速さで繰り出されるわーちゃんの蹴りを、身体をくねらせる事によって避ける。
「くっ………動きが変態そのものね!軟体動物かあんたは!」
「落ち着くんだ、わーちゃん。俺は指揮官として、常に君達の身体に異常がないか確認する必要がある。これは君達の為でもあるんだ。特に君は優秀な人形だからな。俺は君を大事に思っている。分かってくれるか?」
俺が真剣な顔をして言うと、わーちゃんは顔を若干赤くする。
「と、当然よ!日頃から感謝しなさいよね!全く………」
へへ、やっぱチョロいな。
「そうか!なら次はそのスカートの中を見せて…ぷげらッ⁉︎」
「死ね!この変態ド屑指揮官!」
わーちゃんのヒザ蹴りが顎にクリーンヒットして、俺は意識を手放した。
「おはようございます、指揮官さま。また、わーちゃんに何かしたんですか?彼女、顔を真っ赤にしながら歩いていましたよ?」
やあ、おはようカリーナ。
相変わらずいい胸をしてるな。
「また気持ち悪い事考えてる顔してますね。死にます?」
「ちょ、ショットガンを向けるな!まだ何も言ってないだろ⁉︎」
俺がそう言うと、カリーナはショットガンを片付けると仕事の準備を始める。
最近カリーナの俺への当たり方がキツイ気がする。
全く、これだから沸点の低い最近の若者は。
ま、おっぱいを堪能できてるからいいか。
………おっと、散弾が飛んできやがった。
「指揮官さま。まもなくAR小隊が出撃するので指揮所に来てください」
カリーナからの呼び出しで俺は指揮所に向かう。
AR小隊の実力を見せて貰おうか。
「やあ、皆!今日はこの基地に来て初の出撃になる訳だが、準備は万端か?身体は大丈夫か?」
指揮所にはAR小隊の面々が集合していた。
そんな堅苦しくしなくてもいいんだがな。
………?どうした、M16。
何か言いたそうな顔をしてるが…?
「あー………指揮官こそ、身体は大丈夫なのか?」
なんとも言えない顔をして聞いてくるM16。
おいおい、俺を心配してくれているのか?
だが何の問題もない。
俺は至って正常だし、健康そのものだ。
「全身の服が穴だらけというのは、どう見ても正常とは言えない気がするんだが………」
よくぞ、誰もが気になっていたが聞き辛くて聞けなかった事を聞いてくれたな、M16。
そう、俺の服はカリーナにやられた散弾の所為で穴ボコだらけだ。
だが安心しろ、見えちゃ駄目な部分は無事だ。
「何、ちょっと襲撃を受けただけだ。最近この基地にはショットガンを振り回す凶悪な通り魔がいてな………」
チラっと、カリーナの方を見ると露骨に目を逸らしやがった。給料下げんぞ。
「ふん、どうせまた変な事言って仕返しされただけでしょう?貴方みたいな指揮官に配属された他の人形に心底同情するわ」
ほほーう?随分と挑発的な事を言うじゃねーか、まな板ピンク娘。
[9]前話 [1]次 最初 最後 [5]目次 [3]栞
現在:1/3
[6]トップ/[8]マイページ
小説検索/ランキング
利用規約/FAQ/運営情報
取扱説明書/プライバシーポリシー
※下部メニューはPC版へのリンク