ハーメルン
仮面ライダーエグゼイド×魔法少女まどか☆マギカ [改編]翻転のstory
STAGE 02-06 (side:magica-K.M.)
「少し、試させてもらえないかな?」
シュワワワというノイズみたいな音が鳴ったかと思うと、近くにいたハズの黎斗さんがいつの間にか薔薇園に立っていました。
その腰には、永夢先生や飛彩先生と同じベルト……ゲーマドライバーが巻かれています。
「アイツ……!?」
「何をする気だ!?」
「俺たちでは魔女を倒せないハズだろ!?」
3人とも強い口調で叫ぶので、わたしは何が起きようとしているかわからず怖くなってしまいました。
「……鏡先生の言う通りでは?」
マミさんも明らかに厳しい目で黎斗さんのことを見ています。
でも、黎斗さんは気にしていないというように腕を組んだまま歩き始めました。
「ああ。たしかに、魔女や使い魔に有効なダメージを与えるには魔法性が必要だ。
だからこそ私自ら君と彼らの戦いを近くで観ていたのさ。
今の戦闘のおかげで、必要なデータは得られた……!」
「必要な、データ……?」
横を通り過ぎて魔女に近付き続ける彼を、マミさんは睨みながら目で追います。
「データがあってもガシャットにはできてないだろ……!?」
「ゴッドマキシマムマイティは持ってないんじゃなかったのか!?」
仮面ライダーに、エグゼイドに変身すると永夢先生は少し性格が変わってしまう(パラドさんと近くなる)っていうのは聞いたけど……。
今にも降りて黎斗さんに襲い掛かりそうなその勢いに、わたしは思わずさやかちゃんの服にしがみつきます。
「私が開発したガシャットにも、魔法を扱える物はあるんだよ」
黎斗さんが取り出したガシャットに、3人が息を呑む音が聞こえました。
≪マジック ザ ウィザード!≫
「グレード2、変身!」
≪ガッチャーン!≫
≪レベルアップ!≫
≪シャ・シャ・シャバドゥビタッチで変身!≫
≪プリーズ!≫
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